Xiaomiによる低価格機種を中心として展開しているRedmiブランドとそのシリーズ。
Redmiブランドの中には三つのラインナップが含まれており、どれも異なるユーザーをターゲットにしているのが特徴です。
目次
Xiaomiのシリーズ分類
シリーズライン | 特徴 | 日本展開 |
Mi | 代表的なフラッグシップ | au |
Mi Note | Redmi Note以上MiMi満(Mi未満) | SIMフリーモデル |
Mi Mix | CEO雷軍によるMiファンのためのスマートフォン | なし |
POCO X | ゲーミングにも向いている | なし |
POCO F | SD800番台採用 | なし |
POCO M | ミッドレンジ系POCO | なし |
POCO C | エントリー系POCO | なし |
Redmi | Xiaomiで最も低価格 (Redmi 10Xシリーズも一旦ここに位置づけます。) | なし |
Redmi Note | ベーシックなRedmi | MVNO・SIMフリーモデル |
Redmi K | コスパでライバルメーカーをK.O.させる | なし |
Black Shark | ゲーミング | SIMフリーモデル |
Xiaomiの主な現行ラインナップは上のようになっています。日本ではMiシリーズとMi Noteシリーズ、そしてRedmi Noteシリーズからそれぞれ機種が発表されました。日本でフラッグシップのMiシリーズを置いて話題となっているのが、今回紹介するRedmi Noteというシリーズです。
【日本向け製品の情報は公式ホームページをチェック(Xiaomiのホームページに移動します)】
Redmiブランドの特徴
XiaomiのRedmiは非常に長く続いており、同社の成長をずっと支え続けているなじみ深いブランド(シリーズ)として知られています。Miシリーズがフラッグシップラインとして位置しているのに対し、Redmiブランドとそのシリーズラインはエントリー機から高コスパなハイエンド機まで幅広くカバーしています。
そのうちのRedmi Noteシリーズは名前の通り大画面を特徴とした機種をラインナップに抱えてきており、かつその高いコストパフォーマンスでRedmiブランドで一番とも言える人気を誇ります。
Redmi NoteシリーズはXiaomiのスマートフォンの技術進歩の過程をきれいに表しており、Redmi Note 6 Proでノッチディスプレイを採用、続くRedmi Note 7シリーズでウォータードロップ型ノッチ(水滴型)やガラスバックパネルなどを採用しています。Redmi Note 6 Pro/7シリーズのリアカメラでデュアルだったレンズの数はRedmi Note 8で二倍のクアッドになるなど、低価格でも最新の技術や機能、デザインが楽しめるのが人気の理由の一つです。
日本での知名度を上げるきっかけとなったのは、やはり2019年に登場したRedmi K20シリーズになるでしょう。ポップアップ式カメラを搭載したXiaomi初のこれらの機種は、日本でのXiaomiファンを多く生み出しました。
Redmiブランドの機種の選び方ガイド
選び方 | モデルの例(赤字は日本発売) |
パンチホール搭載機種 | Redmi Note 9S / Redmi Note 9 / Redmi K30 |
ノッチ搭載機種 | Redmi 9 / Redmi Note 8 / Redmi 8 Pro |
ポップアップ式カメラ搭載機種 | Redmi K20 / Redmi K30 Pro |
5G対応機種 | Redmi K30 5G / Redmi 10X 5G |
スペックを重視 | Redmi K30 Pro / Redmi K20 Pro / Redmi K30 Ultra |
64MPカメラ搭載機種 | Redmi K30 Ultra / Redmi K30 Extreme Edition / |
SD800番台搭載機種 | Redmi K20 Pro / Redmi K30 Pro |
重量200グラム以下 | Redmi K20 / Redmi Note 8 |
バッテリー容量重視 | Redmi Note 9S / Redmi 9 |
ハイエンドモデル志向 | Redmi Kシリーズ |
ゲームはほどほど・予算もほどほど | Redmi Note 9S / Redmi Note 8 |
Redmiブランドの機種は日本発売のものがRedmi Note 9Sの一つしかない状態です。そのため中国版のものをAliExpressやGearbestなどの通販サイトを利用して入手するのがメジャーだと言えます。
Redmi おすすめ機種
Redmi Note 9S
日本でも簡単に入手できるこの機種はコストパフォーマンスも優れており非常におすすめできる一台です。コストパフォーマンスだけで言えばもちろん更に上を行くXiaomiのスマートフォンが存在しますが、やはり日本での入手性を考えるとRedmi Note 9Sは最もおすすができる一大です。
Redmi K20 Pro
Redmi K20 Proは中国向けに発売されたモデルでしたが、発売当時の日本国内での盛り上がりもすごく、多くのユーザーが手にしているのが確認されました。
メルカリやヤフーオークションなどでも中古品が多く出回っており、こちらも日本国内での入手は簡単だと言えそうです。
派手な背面デザインが気にならなければ2020年の今でも非常に良い一台です。
Redmiは「レドミ」か「レッドミー」か
Xiaomiが日本にも進出したことで、Redmiシリーズの製品をレビューするYouTube動画などが見られるようになりました。多くの動画で日本人はRedmiを「レドミ」と発音していますが、どう発音するのが正しいのでしょうか。
XiaomiによるRedmi Note 9シリーズの発表イベントでどう発音されているか筆者がチェックしたところ、プレゼンターの女性は「レッドミー(レッドミ)」と発音していました。また、インドで活躍しているXiaomiグローバル部門VPのManu Kumar Jain氏もこの女性に近い発音をしています。日本人にとっては「レッドミー(レッドミ)」という発音が一番自然と言えるのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=AUAx4rRaOY0
Xiaomi自体も国や地域によって発音は異なります。日本およびtelektlistでは「シャオミ」として認識していますが、海外では「ジャオミ(Zyaomi)」などと発音することもあります。
Xiaomiの命運を握るのはRedmiになるだろう
中華メーカーの中では一番と言ってよいほどインド市場に力を入れているXiaomi。そんなXiao miがインド市場で勢いを伸ばせ続けている原因はRedmiによるものです。今後もXiaomiはRedmiブランドのラインナップを更に伸ばし続け、かつPOCOブランドとも上手く差別化をさせながらシェアを拡大することが期待されます。
2020年10月時点では、XiaomiはRedmi K30SシリーズとRedmi Note 10を準備しています。どちらも高コスパ機となることが期待されます。
K20 ProではなくK20 Pro Premiumかと…