ガジェットマニアによるガジェットマニアの更なる知識の理解のためのラインナップざっくり解説シリーズ。2019年のrealme Xでの登場以来、シリーズ内のラインナップが増えていき複雑になっているrealme Xシリーズを今回は取り上げます。
realme Xシリーズは日本では見られないものですが、どのようなシリーズになっているのかを記事内でざっくりと解説しています。
目次
realmeのシリーズ分類
シリーズライン | 特徴 | 日本展開 |
realme (無印) | 代表的な高コスパシリーズ | なし |
realme C | すべての人にスマートフォンを届ける | なし |
realme U(2018) | 2018年に一機種のみ展開 | なし |
realme X | マニアのためのrealme | なし |
realme Q | ザ・ミドルアッパー | なし |
realme V | すべての人に5G体験を届ける | なし |
Narzo | インド向けに登場したシリーズだぞ | なし |
realmeによる現行ラインナップは上のようになっています。グローバルマーケット向けのものや中国マーケット向け、もしくはその両方で展開されているシリーズラインと複雑になっています。また、realme QシリーズやNarzoなどの登場でラインナップもにぎやかになってきたと言えます。
realme Xシリーズの特徴
realmeがrealme Xシリーズを投入したのは2019年の夏ごろです。中国市場向けのシリーズラインとしてrealme Xを掲げての登場となりましたが、その人気から後にインド市場でも同機種が登場し、最終的にはグローバル市場でも後継機が見られるようになりました。当初はこの一機種だけだったrealme Xシリーズのラインナップも、今では中国市場向けとグローバル市場向けを合わせて非常に増えたことで複雑なものとなっています。
realme X50 Pro 5GのようにSnapdragon 865を搭載するようなフラッグシップはもちろん、Dimensity 800Uを搭載するrealme X7などのミッドレンジも揃えているのがrealme Xシリーズの特徴です。シリーズラインとしてはフラッグシップの位置づけですが、ミッドアッパーも展開しているという言い方が正しいでしょう。
realmeを代表するシリーズラインはrealme(n)(無印)というシリーズですが、筆者の個人的な意見としてはrealme Xシリーズの方がコストパフォーマンスに優れた機種も多く、日本のユーザーの好みに合っていると感じます。
realme Xシリーズの機種の選び方ガイド
選び方 | モデルの例(赤字は日本発売) |
パンチホール搭載機種 | realme X50m 5G / realme X50 5G / realme X50 Pro 5G |
ノッチ搭載機種 | realme XT / realme X2 |
ポップアップ式カメラ搭載機種 | realme X(この一機種のみ) |
5G対応機種 | realme X50 5G / realme X50m 5G / realme X50t 5G |
スペックを重視 | realme X50 Pro Player |
64MPカメラ搭載機種 | realme X7 5G / realme X50 5G |
カメラズーム機能を重視 | realme X3 SuperZoom |
SD800番台搭載機種 | realme X2 Pro / realme X50 Pro Player |
SD700番台搭載機種 | realme X / realme X2 |
グローバルROM搭載機種 | realme X2 Pro / realme X3 |
GMSなど関係ないスペック重視の人向け | realme X50 Pro Player |
バッテリー容量重視 | realme X7 Pro |
インディスプレイ指紋センサーが苦手 | realme X50m 5G / realme X Lite |
realmeの機種全般で言えることになりますが、旧機種から新機種までの多くのラインナップが市場に長い期間流通していることが特徴です。よって、realme Xシリーズといっても非常に多く存在する機種の選択肢から選ぶことになるでしょう。
シリーズ初の機種である2019年発売のrealme Xは2020年11月の時点でも未だ販売を行っているセラーがAliExpressには存在しており、当然ながらその後継機であったrealme X2 Proなども今でも入手ができます。
おまけ たまねぎとニンニクの香りがする(しない)realme X
realme Xですが、中国国内で正式発表された同時期に、日本人デザイナーの深澤直人氏とのコラボモデルとしてrealme X Master Editionというものが登場しました。このコラボモデルにはたまねぎバージョンとニンニクバージョンの二種類が存在しており、どちらも名前の通り食品を電子機器のデザインに取り込むという深澤直人氏の独特な世界観が感じられるものとなっています。
同氏のデザインアイデアをrealme Xという製品に取り込む際、最高の仕上がりを求めるために何度も試作品での調整が行われたといいます。たまねぎとニンニクという、日常生活において人々がデザイン性を見出さない自然の農産物からアイデアを得るこの発想は、デザイン界の巨匠である深澤直人氏だからできたことだと言えるでしょう。
おすすめ機種
realme X3 SuperZoom
realme X3 SuperZoomはここ最近で新品の相場が落ちてきており、セールになっていることが珍しくない機種です。チップセットにはSnapdragon 855+を搭載し、名前の通りズーム性能が最大の特徴となっています。
realme X2 Pro
中国市場とグローバル市場ともに流通量が多く、日本での入手が他のrealme機種に比べて簡単になっているのがrealme X2 Proです。2020年の終わりも近づくこの時期でも、一般ユーザーなら満足できるスペック(Snapdragon 855+搭載)を備えた機種です。
まずは1〜2世代前の機種を買ってみることをおススメします
realme Xシリーズの機種は、半年〜1年半前くらいにリリースしたものでも十分なスペックなスペックを備えています。realme Xシリーズをお試しされたい方は、最新機種でなく1〜2世代前のものから始めるのがおススメです。
ただ、最新機種(先月発売)のrealme X7 ProもRedmi K30 Ultraと遜色ないハイスペックとコスパを備えた魅力的な機種です。
realme Xシリーズをお試しされたい方は、最新機種でなく1〜2世代前のものから始めるのがおススメです。
ヤダ