先日北京にて行われたMi 11発表会。そこでMi 11が発表されたのはもちろん、XiaomiのカスタムスキンMIUIの最新版、MIUI 12.5の発表も同時に行われました。".5"ではあるものの、様々な追加機能、要素があり、メジャーアップデートにも劣らないボリュームとなっています。
目次
さらに軽く、スムーズ、省電力に
MIUI 12.5では、処理におけるコア構造の書き換えによりコア使用量20%、平均電力消費25%、そしてバックグラウンド処理メモリ使用量において平均で35%の低減となったとのこと。また、切り替えアニメーションはiOSと比べほぼ同じとなったとしています。
アンスト不可アプリが最小に
アンインストール不可アプリ、カメラや設定などの所謂システムアプリの数が9となり、iOS含め他社のカスタムスキンと比べても最小に。
Super Wallpapersの種類追加
MIUI 12より実装された動く壁紙「Super Wallpapers」。同バージョンでは火星と地球のいくつかの場所のみしか選択肢がありませんでしたが、MIUI 12.5では新たに土星が追加。
さらに地球では、イタリアのドロミテや、ギリシャのザキントス島などのロケーションも追加されています。
富士山などもSuper Wallpapersに
また、MIUI 11にて実装された24時間変化する壁紙、雪山壁紙24HもSuper Wallpapersとなりパワーアップ。富士山やエベレスト、マッターホルンなどを含めた全16種類の現実の山々が、時間で移り変わっていく様を楽しむことができます。
次は海の世界へ
また次に実装するSuper Wallpapersとして、「UNDER THE SEA」を予告。これがMIUI 13で実装となるのかは不明ですが、今回の力の入り様を見るに、そう遠くないうちに実装されそうですね。
動物の鳴き声が通知音に追加
MIUIは、MIUI 10から自然を基調としたものの通知音を取り入れており、当初は木や水、砂など非常にシンプルなものでしたが、今回は世界を舞台に、アマゾン、オーストラリア、アフリカ、北極圏に生息する動物たちの鳴き声が追加。絶滅危惧種含め、計125種類の動物の鳴き声が実装され、Xiaomiはこれを「自然博物館」と称しています。
また、もちろん動物だけでなく自然の音を基にしたサウンドエフェクトも追加されているとしており、さらに、これらのサウンドの設計はステレオスピーカーにて行われているとのことで、ステレオスピーカー搭載機ではさらに良く聞こえることが期待できます。
振動フィードバックも改善
MIUI 12.5における3大要素「視覚」「聴覚」「触覚」の一つの触覚、つまり振動(バイブレーション)において、画面ロックやタップ、ジェスチャー操作時など様々な種類のバイブレーションが改善されているとのこと。
プライバシー保護も強化
MIUI 12.5ではプライバシー保護も強化されており、焦点が当てられているのは主にクリップボード、ファイル、ブラウザ、位置情報の4つ。
クリップボード(コピーした文が保存される場所)においては、アプリのアクセスログを記録し、ユーザーはどのアプリがクリップボードを読み取ったかが分かるように。
またファイルにおいては、サンドボックスメカニズムを利用し、アプリが全てにアクセスできるようにするのではなく、ユーザーが写真とデータを分割できるようになっています。
そしてブラウザでは、プリインのセキュリティアプリがブラウザに介入し、ウェブサイトがデータを盗むのを阻止するように。
最後に位置情報ですが、正確な位置情報を必要としないアプリ向けに、ユーザーは実際の位置情報より数メートル離れた場所を代わりに位置情報として選択することが可能となりました。
メモが便利に
MIUIのデフォルトメモアプリであるNotesにおいて、ブレインマップが簡単に作成、編集が可能に。また、手書きの図形を自動で正確なものに修正してくれる便利な機能も追加されています。
パソコンとの連携が可能に
「MIUI+」という名の下で、パソコンにおいて、スマホの通知の確認やアプリの開閉、コピー&ペースト、PDFなどといったファイルの閲覧、編集などをすることが可能に。ただ、こちらはまだベータ版のようです。
正式リリースは4月下旬から
MIUI 12.5のクローズドベータは既に開始しており、対象機種は以下の通りです。
ファーストバッチ(リリース済)
- Mi 10
- Mi 10 Pro
- Mi 10 Ultra
- Mi 10 Youth Edition/10 Lite Zoom
- Mi CC9e
- Mi CC9 Pro/Mi Note 10
- Mi 9
- Mi 9 SE
- Redmi K20/Mi 9T
- Redmi K20 Pro/Mi 9T Pro
- Redmi Note 7/7S
- Redmi Note 7 Pro
- Redmi Note 9 5G
- Redmi K30 Pro/POCO F2 Pro
- Redmi K30 Ultra
- Redmi K30S/Mi 10T
- Redmi K30 4G/POCO X2
- Redmi K30 5G
- Redmi K30i 5G
- Redmi 10X
- Redmi 10X Pro
セカンドバッチ(1月中旬から下旬配信開始)(下記の機種はより良い体験のためにAndroidバージョンがアップグレードされるとのこと)
- Mi 9 Pro 5G
- Mi CC9/Mi 9 Lite
- Mi CC9 Meitu Edition
- Redmi Note 9 4G/Redmi 9T/Redmi 9 Power
- Redmi Note 9 Pro 5G/Mi 10T Lite
- Redmi Note 8
- Redmi Note 8 Pro
パブリックベータは1月中旬から下旬より開始となり、安定版の配信、つまり正式リリースは4月の終わりからを予定しているとのこと。また、これらは全て中国版であり、グローバル版はこれらよりも遅れる可能性がある点に注意です。
Source:Mi 11発表会アーカイブ(bilibili), Mi Community
グロ版でどれほど機能が削減されるかだな
てかMix3見捨てられたな