本日午後14時、Xiaomiは北京大学体育館でRedmi K20フラッグシップ新製品発表会を開催し、Redmi K20シリーズを発表しました。telektlistでは、注目のハイエンドキラー2.0「Redmi K20 Pro」について詳細をお伝えします。
無印のK20についてはこちらの記事を御覧ください。
目次
Oneplus 7 Proへの刺客
昨年のベストスマートフォンといえば、Oneplus 6Tを挙げるメディアが多かった一方、OnePlusキラーと呼ばれたXiaomiのPocophone F1のコスパの良さを称賛するメディアも数多く存在しました。
今年、XiaomiがそのPocophoneに代わって、Oneplus 7 Proへの刺客として周到に準備してきたのが、Redmi K20 Proです。Xiaomiは Redmi K20 Proが他社のハイエンドモデルや、己自身(Mi 9でしょうか?)をもKOすると挑発しています。
基本的なスペック
Redmi K20 Proのチップセット(Soc)はハイエンドなSnapdragon855。
メモリ(RAM)とストレージの構成は6 + 64GB、6 + 128GB、8 + 128GB、8 + 256GBの4ラインナップとなっています。
ディスプレイは有機EL
ディスプレイは6.39インチAMOLED(有機EL)で、解像度は1080 x 2340ピクセルのフルHD+。第7世代のディスプレイ内指紋センサーを内蔵。ノッチレスのフルスクリーンで、画面本体比は91.9%。明るい場所でも見やすい輝度600nitsです。
トリプルカメラ
前面カメラはポップアップ式でF値2.0の20MP。背面カメラは、F値1.75で48MPのSony IMX586センサーとF値2.4で13MPの超広角レンズ、F値2.4で8MPの望遠レンズのトリプルカメラ構成となっています。前面カメラは0.8秒でポップアップし、落下自動検知で収納されます。
AIによる手ブレ補正やレーザーフォーカスをサポートし、三脚を使うことなく手持ちで美しい夜景を撮影できるとのこと。
動画は960fpsの超スローモーションビデオ録画をサポート。
前面カメラはオールラウンド・ビューティー機能搭載。中華スマホの例に漏れず、自撮りを自動補正してくれます。
Antutuベンチマーク・ゲーミング機能
Xiaomiの社長兼共同創設者であるLin Bin氏はプロモーションとして事前にAnTuTuベンチマークを公開。458754ポイントという異常値のスコアを見せていました。
今回の発表では常温時でのスコアは388803ポイントであるとし、常識の範囲内に下方修正しています。
ゲームモードとしては、Xiaomi Mi 9などで採用されてきたGame Turboを進化させた「Game Turbo 2.0」を搭載。ゲームのレンダリング負荷に連動し、CPUクロック周波数を動的に調整することでパフォーマンスを向上させます。
その他、Redmi K20シリーズにはゲーミングスマホBlack Shark用のゲームパッドが取付可能とのこと。
サウンド
独自のMI SOUNDでHi-Fi音声品質をサポート。また、Hi-Resオーディオプロトコルに対応。スピーカーは大音量です。
寸法・充電など
本体サイズは156.7mm x 74.3mm x 8.8mm。重量は191g。
バッテリーは4000mAhで27Wの急速充電に対応。
ヘッドホンジャックが無くなっていないのは嬉しいポイントです。
デザイン
背面はガラス素材で、3D四曲面仕上げです。光があたる角度によって異なる色合いと模様を描き出します。
先月発表されたLenovo Z6 Proも同様の3D四曲面ガラス仕上げでした。いま流行の仕様といえるでしょう。カラーはレッドとブルー、ブラックの3色です。
価格
6GB + 64GB:2499元(約3万9000円)
6GB + 128GB:2599元(約4万1000円)
8GB + 128GB:2799(約4万4000円)
8GB + 256GB:2999元(約4万7000円)
販売時期
現地での発売日は6月1日。潤沢な在庫があるとしています。グローバル版の発売時期などは不明です。
まとめ
昨年インド向けに発売されたPocophone F1は、6GB + 64GBが発表時20999インドルピーで、当時のレートで約3万4000円でした。Redmi K20 Proの約3万9000円という価格はわずかに及ばないものの、背面が樹脂製だったPocophone F1と比べ3D四曲面ガラスで高級感があります。
ポップアップカメラ採用によるノッチレスでAMOLED、カメラ性能も向上していることから、コストパフォーマンスは圧倒的といえるでしょう。
発表会ではRedmi 7Aの価格も発表されています。
Source:ithome
悩ましい……、この分だとMiMixの後継も良さそうだなあ
グローバル版の仕様が気になる