今週のニュースの中から目立ったニュースをピックアップ。telektlistが選ぶ今週のニュースTOP5。2019年7月初週は、意外にファーウェイのスマホが売れているという話題や、XiaomiとLGの新シリーズ、注目の格安スマホUMIDIGI A5 Pro日本発売のニュースなどをお届け。コラムも注目です。
目次
制裁を受けていたファーウェイは順調。サムスンは窮地に
制裁を受けピンチとみられていたファーウェイですが、先週のMWC2019でHuawei P30とP30 Proが販売開始から85日で1000万台以上の出荷を達成したことを発表しました。Pシリーズ史上最速です。
先週末、トランプ大統領は米国企業とファーウェイの取引を一転して許可しました。それにより、G20の直前までファーウェイは制裁により減速、サムスンが恩恵を受けるといわれていた状況が一変してしまいました。
ファーウェイ制裁、サムスンのスマホ利益押し上げ(日経新聞)
瀕死のサムスンに「ファーウェイ排除」で吹いた神風(JBpress)
逆にファーウェイ制裁による恩恵を受けるといわれていたサムスンは、ファーウェイの制裁解除の流れもあり、窮地に追い込まれています。
サムスンは今年、第1四半期にも苦戦を強いられていました。
サムスン電子、第2四半期は56%営業減益の見通し 予想より小幅減(ロイター)
サムスン営業利益56%減 4~6月、半導体不振響く(日経新聞)
サムスン不振の背景には、制裁を受けていたファーウェイへのメモリーチップの出荷減少が供給過剰に拍車をかけ、チップ価格の下落圧力につながったことなどが挙げられています。
サムスンにとって神風になるはずだったファーウェイ制裁が、かえってサムスンを窮地に立たせているのは皮肉です。
サムスンは今週、Galaxy Foldの発表が失敗だったことも認めるなど、このところ精彩を欠いています。
日本政府が半導体材料の韓国への輸出管理を強化したことも、サムスンにとっては暗雲です。対応のため、サムスンの李在鎔副会長が今日にも緊急来日するといわれています。
不振のサムスンに対し、案外ダメージの少なかったファーウェイ。telektlistでは他にHuawei P30 Proの原価に関する興味深いレポートや、Mate X 5Gの価格についてお伝えしています。
XiaomiとLGから新機種が登場
新機種発表はスマホニュースの華ですが、今週はひときわ華やかなXiaomi Mi CC9(Meitu版)をはじめ、XiaomiとLGからそれぞれ「CCシリーズ」と「Wシリーズ」の新ブランドが揃って登場しました。
UMIDIGI A5 ProがAmazonの公式ショップで販売開始
日本でも新機種発売です。弊誌でも特に注目を集めていたコスパの高い低価格スマホUMIDIGI A5 Proの予約販売がアマゾンのUMIDIGI公式ショップではじまりました。
ソニー製センサー採用のトリプルカメラや4GBメモリ、4150mAhの大容量バッテリーという特徴をもちながら13,777円と格安です。
Oneplus 7 Proに謎のメッセージ
あなたは宇宙人からのメッセージの存在を信じますか?
宇宙人ではありませんが、今週弊誌ではOneplus 7 Proが受信した謎のメッセージについてお伝えしました。
格安SIM関連ニュース2本
弊誌では今週。人気の高いMVNOであるIIJmioとmineoから新サービスとお得なキャンペーンに関するニュースをお伝えしました。
番外
今週のコラムは、おなじみ辛口レビューでY! mobileをご紹介。注目度の高いY! mobileですが、その実力はいかに?
また、AntutuとGeekbenchのスコアを7月最新版に更新しています。
https://telektlist.com/review_ymobile/
Huaweiのスマホ出荷台数を根拠に順調と言うならば、Samsungもスマホ出荷台数を根拠に比較すべきでしょう
Galaxy S10は過去最速の販売台数(出荷台数ではない)を記録しています
発売3週目には1000万台突破したそうですね