今年の10月に発表されたHuawei Mate 40シリーズ。その際発表されたのは、Huawei Mate 40、40 Pro、40 Pro+、Mate 40 RS Porsche Editionと、Mate 40シリーズにおいては4機種でした。
同時に、Huawei Mate 30E Proなる前モデルのマイナーアップグレード版も発表されましたが、どうやらその系譜を継ぐHuawei Mate 40Eが存在しているようです。Huawei Mate 40Eの位置づけは、(Mate 30E Proとは)逆にMate 40の廉価版となりそうです。
認証機関のデータベースに登場
ワイヤレス充電技術の国際標準規格を策定する、WPC(Wireless Power Consortium)のデータベース上に、Huawei Mate 40Eなる機種が登場しています。
モデルナンバーはOCE-A00と、Huawei Mate 40のOCE-AN10に似ており、掲載された画像からしても、Huawei Mate 40のマイナーチェンジ版であることは間違いないようです。
Kirin 990E搭載か
また中国の認証機関、TENAAにも既に登場しており、以下のスペックが明らかとなっています。
- 6/8/12GB RAM + 128/256/512GB ROM
- リアカメラ:50MP+16MP+8MP
- インカメラ:13MP
- 画面内指紋認証
- 4,100mAhバッテリー
- 158.6×72.5×8.8mm、188g
SoCに関しては、Mate 40はKirin 9000E(3.13GHz)を搭載していましたが、当機種は、CPUのクロックスピードが2.86GHzとあるため、Kirin 990EまたはKirin 900であると見られています。ただ、名前にMate 40Eと”E”が付くため、Kirin 990Eである可能性が高いでしょう。Kirin 990Eは、今年10月に発表されたSoCで、Kirin 990 5Gのマイナーチェンジ版です(AnTuTuスコアは45万点程度。)
このモデルの存在理由として考えられるのは、やはり最新のSoCであるKirin 9000の在庫数が限られているからでしょう。ただ、前世代のSoCを搭載することによって、通常のHuawei Mate 40よりも価格は安いものになることが予想されます。前世代SoCであることを気にしない消費者にとっては、お得な選択肢となることでしょう。
Source:GIZMOCHINA, TENAA
イヤホンジャックに拘る人だとこれになるのかな