先日、ロンドンで行われたHuaweiの新製品発表会にて、Mate 20シリーズの4機種が発表されました。
既に発表されたMate 20 Liteを合わせるとMateシリーズのスマートフォンは全部で5機種もあります!今回はそれぞれのスマートフォンのスペック情報、特徴をまとめました。
目次
Mate 20シリーズのスペック、特徴まとめ
まずはMate 20シリーズすべての基本的に共通するスペックを紹介します。
Mate 20シリーズのすべての機種はSoCに最新のKirin 980を搭載します。ベンチマークスコアではSnapdragon845よりも高く、Apple A12に迫る高いスコアを叩き出した7nmプロセスで製造されたチップになっています。
ベンチマークスコアの参考
また、どの機種もメモリは6GB、ストレージが128GBになっています。両方とも心配に足らないほど十分あります。
ただし、後述しますがSoC、RAM、ROMのスペックはMate 20 Liteだけがこれらよりダウングレードされたものを用いています。
また、Mate 20 RS Porsche Designは、RAM、ROMの容量がアップグレードされています。
それではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
Mate 20 : ベーシックなハイスペックモデル
Mate 20はすべてのMate 20シリーズのベースモデルです。
これといった特徴はないのですが、強いていうならディスプレイでしょうか。Mate 20 Proにはない水滴型の小さなノッチであり、6.53インチフルHD+の有機ELディスプレイを搭載します。
日本発売は公式にアナウンスされていませんが、日本バージョンの対応バンドが公式サイトに出ているのでおそらく発売されるでしょう。価格はおおよそ10万円ほどになると見込まれます。
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Mate 20 Pro : Mate 20シリーズ最高峰!
Mate 20 ProはMate 20の上位モデルで、全方面でスペックが底上げされています。
カメラは4000万画素+2000万画素+800万画素の、超広角、広角、望遠トリプルカメラ搭載です。カメラはもちろんライカのマークがあります。また、センサーサイズが1/1.7インチと、Mate 20の1/2.3インチよりも大きく、Mate 20と比べてより高画質な画像が撮れると思われます。
iPhone Xシリーズ同様の深度による顔認証を搭載し、それ以外にもディスプレイ内指紋認証も搭載します。
ディスプレイの解像度もWQHD+と、Mate 20よりも高いです。また、IPX68対応と、Mate 20よりも強い防水(Mate 20 はIPX5)機能を持っています。
バッテリーは4200mAh。Qiワイヤレス充電に対応し、急速充電機能は30分で70%まで充電できるとされています。
唯一Mate 20に劣っている部分といえば、ノッチの大きさぐらいです。しかし、これは深度による顔認証に必要ですので仕方ない部分だと思います。ただ、バッテリー容量が増えた代わりにイヤホンジャックが無いことは賛否両論だと思います。
Mate 20同様に日本でも発売されると思われます。価格はおおよそ13.6万円です。
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【追記】Mate 20 Proの日本発売が決定しました。
Mate 20 X : タブレットサイズのスマートフォン
Mate 20 Xは、ゲーマーをターゲットにした大画面モデルです。
画面サイズはなんとあのXperia Z Ultraの6.44インチも、Mi Max 3の6.9インチをも超える7.2インチのディスプレイを搭載します。解像度はFHD+とあまり大きくはないですが、有機ELのディスプレイなので画面は綺麗だと思います。
mate 20 Xには、HUAWEI SupercoolというPCと同じ技術を使った冷却技術を採用し、Kirin 980に搭載されるGPUのターボ機能のGPU Turbo 2.0使用時にもオーバーヒートしにくいようになっています。
また、バッテリー容量は5000mAhと、大容量になっています。これでバッテリー消費が激しい3Dゲームでも長時間プレイできるようになりますね。
メインカメラはMate 20 Pro相当、生体認証や防水は、Mate 20相当です。
Mate 20同様に日本でも発売されると思われます。価格はおおよそ11.6万円と、Mate 20 Proよりも結構安いです。Mate 20 Xは、ゲーマーでなくともMate 20よりも魅力的に見えるかもしれません。
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Mate 20 RS Porsche Design : ポルシェとコラボしたデザイン重視モデル
Mate 20 RS Porsche Designは、昨年のMateシリーズでもあった自動車メーカーのポルシェとのコラボモデルです。
中身は基本的にはMate 20 Proと同じですが、RAMが8GB、ROMが256/512GBと、積めるだけ積んだてんこ盛りモデルになっています。
筐体はアルミニウムフレームに、ガラスとレザーを使った背面と、Porscheらしい所有欲の満たされるデザインになっています。
Mate 20同様に日本でも発売されると思われます。価格はおおよそ22.1万円と、コレクションアイテムや、ブランド品レベルの価格になっています。
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Mate 20 Lite : Mate 20シリーズの廉価版機種
Mate 20 Liteは9月に既に発売されている機種になります。
SoCはKirin 710、メモリは4GB、ストレージは64GB、カメラはライカではないデュアルカメラと様々なところでダウングレードされています。しかし、全体的なスペックはP20 Liteより高いです。
日本での発売は未定です。価格は日本円で約4.8万円ほどで、丁度良い水準だと思います。
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以上、5機種が今回新発売されるMate 20シリーズすべてになります。
個人的にはMate 20 Xが気になります。私はゲーマーではないですが、カメラがP20 Proと同じ1/1.7インチセンサーにトリプルレンズという贅沢な仕様で、同じ仕様のMate 20 Proより2万円ほど安いということがとても魅力的です。
日本ではアナウンスされていませんが、おそらくほぼすべての機種が日本でも発売されると予想しています。あなたのお気に入りはどのMate 20ですか?
Source: Huawei
私も20Xが気になります。
私にとっては何より冷却システムを積んでくれたのがありがたいです。もちろん実際の効果は端末によりけりでしょうし実機待ちではあるのですが、最近のゲーミングデバイスに搭載されている冷却システムはどれも実感できるレベルで効果があり、Antutuなどのスコア自体はフラグシップ機よりも下回っていても、冷却システムを積んでいるゲーミング端末のほうが長く快適に操作できるという経験が多々ありました。
今回はMate20というフラグシップシリーズに搭載されているうえ、20Xはカメラも無印ではなくPro仕様。そしてProよりも安い。大画面が人を選ぶところではあると思いますが、そこさえ問題なければゲーマー以外にも非常に魅力的な端末ですよね。
そしてRSは予想どおり?の高価格。笑
ブランディングもあるでしょうし、あえて価格も盛ってるんでしょうね。まぁそもそもポルシェオーナーなら、23万なんて何でもないんでしょうが。笑