未発表のHuawei P40を米Digitaltrendsが独占ハンズオン【3/26発表】

米テック系メディアDigitaltrendsのアンディ・ボクソール記者が"Huaewei関係者"から、未発表のHuawei P40シリーズのプロトタイプ機を借りることに成功し、ハンズオンレビューを公開しました。

借りる、といってもなんとHuawei関係者に監視された状態でのレビューです。期待されるカメラはもちろんのこと、ソフトウェアの起動も許されなかったということです。文字通りHands-On(手に取る)しただけということですね。

また製品発表前のプロトタイプ機ということで、今後実際に発表される予定のHuawei P40と、今回Digitaltrendsによって公開された端末は一部仕様が異なってくる可能性があります

P40シリーズのどのモデルなのかは不明

こちらのプロトタイプ機は、Huawei P40シリーズの端末であることは明らかになっているのですが、その内のどのモデルになるのかは不明です。今年も、昨年のP30シリーズと同様に、Huawei P40シリーズではP40、P40 Pro、P40 Liteなど数々のモデルが発表されると見られています。

※P40 Liteに関しては先行してNova 6 SEベースのものがヨーロッパで発表済み

カメラモジュールに違いあり【レンダリング画像とは別モデル?】

過去のリークと照らし合わせたときに真っ先に気になるのが、カメラモジュールの違いです。何度もリークされてきたP40及びP40 Proのレンダリング画像はほとんどがGalaxy S20のような巨大なブロック型のカメラモジュールを搭載しています。

P40の過去リーク画像

一方、今回のハンズオン写真は至って普通の縦並びのカメラモジュールです。今までのリーク画像が間違っていたのか、今回のプロトタイプ機が別のモデルなのか、真実はわかりません。

背面にある謎のメーカー名の意味とは?

ところで、公開された写真を細かく見てみると、「PORLARIE」や「BLINK」という謎のメーカー名が。

本当にHuaweiの製品なのか?と疑ってしまいそうですが、実はHuaweiのプロトタイプ機ではよくあること。情報が漏れてしまった際に、Huaweiの新製品であることを分かりにくくする目的があると言われています

Huawei P40レンダリングイメージ(リーク画像) 先日レンダリング画像がリークされたばかりのHuawei P40。背面カ...

「感触は最高」らしい。外観はMate 30と従来機のいいとこ取り。

Digitaltlendsは、今回のハンズオンで一番エキサイティングだったこととして「端末の感触」を挙げています。たかが感触、されど感触で、ずっと手に握って使うスマホの持ち心地というのはとても大きい評価ポイントになります。

特に「P30と比べて側面が丸く」なっており、背面は平らな仕上がりに。それでいてフチは「Mate 20 Proのように美しく湾曲」しているとのことです。近年は背面が不自然なカーブを帯びている端末もあり、持ちづらさを感じていた方も多いのではないでしょうか。

Digitaltlends記者が衝撃を受けた筐体技術

Digitaltlends記者が特に衝撃を受けたのは筐体技術。特に四隅の丸角から全体にかけての加工がポイントです。

角についてはガラス素材を使用しており、(好みが分かれるところですが)手の平に押し付けられても気になりにくいなめらかな感触に。そこから背面・側面の中心にかけて金属素材へとシームレスに変わってゆきます。ガラス素材の持ちやすさ、金属素材の高級感、指紋の付きにくさを上手く両立させているのです。継ぎ目を如何にして隠しているのか、とても気になります。

ハンズオン画像にディスプレイ面を映した写真はなし

握り心地や外観について、もう一つ気になるのはやはりディスプレイのエッジ加工ではないでしょうか。

Mate 30をはじめとして、直近ではXiaomi Mi 10など、多くの端末でディスプレイが湾曲エッジに加工されています。湾曲エッジは独創的な機能の搭載などメリットも多いものの、賛否両論が激しい加工であり、P40ではMate 30の極端な「ホライズンディスプレイ」の反省を活かしてより多少控えめな角度に抑えられているといいます。

残念ながら今回公開された写真の中にディスプレイ面を写したものはなく、具体的なエッジの具合は詳しくはわかりません(そのため気になるインカメラ周りも不明)。その辺りの撮影も禁止されていたのかもしれませんね。

本体カラーは落ち着いた色合い

ところで、この端末のカラーはいわゆるブルー系です。思い出してみると、HuaweiがはじめてP20で背面のグラデーションカラーを導入したときから、スマホ界では空前のグラデーションブームが巻き起こりました。

1年後のXiaomi Mi 9では7色もの色を含む豪勢な背面に。2019年のスマホは至るところでギラギラとした派手なグラデーションを見かけましたよね。P20の発表から2年が経ち、P40は一転して落ち着いたカラーに。

美しく鮮やかなブルーをのこしつつ、より繊細で深みのある仕上りになっているといいます。これはどうしても写真では上手く伝わらないことですが、P30 Proの「Mystic Blue」カラーがさらに美しくなったようなものなのかもしれません。

ハンズオンから考えるハードウェア性能

今回公開された写真からはわからないものの、Digitaltrendsは端子周りについて「type-C端子はあるが、3.5mmイヤホンジャックは付いていない」と明言しています。予想通りの結果ですが、残念でもありますね。おそらく今後もイヤホンジャックが復活することはないでしょう。先日発表のXperia 1 Ⅱでイヤホンジャックが搭載されていたのは驚きました。

具体的な数値は明らかにされていませんが、厚みはP30時代よりも若干増しているとのこと。これは内臓のバッテリー容量が増強されているのではないかと推測されています。P30 Proでは4,200mAh、Mate 30 Proでは4,500mAhという大容量のバッテリーが搭載されていましたが、これらよりもさらに多くなる可能性があります。にも関わらず、重量はあまり変化していないとのこと。およそ200グラム弱でしょうか。

また、指紋センサーが見つけられなかったことから、画面内指紋センサーの搭載を示唆しています。

気になるカメラ性能

HuaweiのPシリーズと言えば、その名の由来にもなっている「Photography」という単語からもわかるように、カメラ性能に大きく重点を置いたスマホとしても有名です。

過去のリークでは、Huawei P40 Proは5眼カメラを搭載し、52MPのソニー製カスタムセンサー40MPのセンサー、そして8MP/光学10倍ズームのカメラなどを実装すると言われています。上記の写真では分かりづらいですが、他の写真撮も比較してメインのカメラが3つと、その横に2つのカメラを確認することができます。おそらく、メインの3つのカメラの内一番下に配置されている四角いレンズが、デュアルペリスコープを搭載した10倍ズームレンズでしょう。

カメラの下には搭載されるライカレンズのスペックが記載されています。ここでは「Vario-Summilux-H 118-2 4 / 16-80 ASPH」と書かれていますが、DigitaltrendsによればこれはMate 20 Proのレンズ構成と一致してしまうため、最終的には別のレンズになる可能性が高いといいます。

Huawei P40レンダリングイメージ(リーク画像) 先日レンダリング画像がリークされたばかりのHuawei P40。背面カ...

発表は3月26日@パリ

このHuawei P40シリーズは、3月26日にパリで開催される予定です。目下の感染症の状況によっては、先日のバルセロナでの発表会のようにインターネットでのみの配信になる可能性もありますが、詳細はまだ公表されていません。

今回のハンズオンリークや過去何度かのリークが正しかったのか、はたまた全く予想されていなかった端末が発表されるのか。楽しみに待っておくことにしましょう。こちらの発表会は、telektlistでも迅速な報道に向けて調整を進めています。

本日2020年2月24日午後10時より、HuaweiがWEB上で新製品発表会を開催します。 telektlistでは私sekk...

Source:DigitalTrends

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sekken
Xiaomiがすきです OPPO、OP、Realme、vivo、Samsung辺りは詳しくないです。 他はそれなりに追ってます Twitterフォローしてね:@sekkenthewriter

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 コメント

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  1. 匿名 2020.03.05 13:56 ID:60a421360 返信

    そりゃ、この内容のハンズオンなら端末の触り心地とカメラデザインくらいしか書く内容ないわなw
    ソース元のライター頑張って文章捻り出したんだなあって感じだ