2020年当初は高価格だった5Gスマホも、最近では日本円換算で2万円台のスマホが多く登場しています。今回は8月初旬までに発表された、2万円台の格安スマホをまとめました。
2万円台の格安5Gスマホまとめ (10機種)
Huaweiが5機種、Xiaomiが2機種、RealmeとOPPOとvivoがそれぞれ1機種発売しています。10機種全て中国向けです。中国は5G先進国で、Huaweiの中国でのシェアは60%前後あるため、必然的にHuaweiの機種が多くなっています。
2万円台の格安5Gスマホの大多数はSocにMediatek Dimensityシリーズを採用しています。ただし、Qualcommも格安5G機向けにSnapdragon 690 5Gを発表しています。
なお、Snapdragon 690 5Gに対抗する格安5G機向けSocとしてMediatekはDimensity 720を発表しています。Dimensity 720搭載機として最近発表されたRealme V5は、1499元/約2.3万円と5Gスマホの最安値を更新しています。
最注目機種はRedmi 10X 5G
10機種ある5G機の中で注目モデルRedmi 10X 5Gです。価格は1599元/2.5万円と安く、SocにはDimensity 820 5Gを搭載しています。Antutuスコアは約40万点とハイエンド機に近い性能です。また格安スマホとしては珍しく、ディスプレイはAMOLEDです。
Xiaomiは日本展開に力を入れています。今月中にもMi 10 Lite 5Gを日本最安5G機として出す公算が高いです。Redmi 10X 5Gを格安5G機として日本発売する可能性も十分ありうるでしょう。
今後も2万円台5G機は増えていく予定
今後も魅力的な格安5Gスマホはどんどん発表されるでしょう。未発表のRedmi Note 10シリーズもDimensity 820 5G搭載が噂されており、2万円台の5Gスマホになることが期待されています。
Dimensity 720搭載機で日本円で2万円を切るモデルも今後出てくるかもしれません。中国市場における5G機の低価格化はこれからも進みそうです。
MediaTekの市民権が大きくなっていく