Reno Aなどの機種が日本でも人気のスマートフォンメーカー、OPPO。
今回の記事では、そのOPPOによる2020春モデルをご紹介します。
目次
OPPOの2020春モデルまとめ(主なもの)
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日本ではコスパで評価されるOPPOですが、Find X2をはじめハイエンド商品も多いです。グローバル版は未発表ですが、Ace2やA92sなどはコスパを求めるユーザー向けになりそうです。
また、A92sやF15などでは、MediatekのSoCを積極的に採用している点にも注目です。
注目の機種をピックアップ
Oppo Find X2 Pro - 美しいデザインのフラッグシップ
価格:約143,000円
主な特徴
- 最高峰のディスプレイ性能
- 65W高速充電
- 防水性能はIPX 8
ポップアップカメラで人気を博したFind Xシリーズの第二弾です。価格は高いものの、レザーを使った高級感のあるデザインや超高性能なディスプレイはまさにフラッグシップといった仕上がりです。
カメラはDxOMarkでHuaweiのフラッグシップ機とトップを争う高スペックです。
また、OPPOの女性人気が高いことを意識してか、インカメラは32MPとかなり高めです。
日本でもauから発売予定です。
Oppo A92s - バランスのいいミッドレンジ5Gスマホ
価格:約34,000円
主な特徴
- 120Hzリフレッシュレートのディスプレイ
- Mediatek Dimensity 800 5Gを初めて搭載
- グローバル版は未発売
コスパを重視したOppo Aシリーズの5Gスマートフォンです。フラッグシップ機であるOppo Ace2の下位モデルにあたります。Mediatek Dimensity 800 5Gを初めて搭載し、性能的にはミッドレンジになるでしょう。
グローバル版は未発売ですが、好コスパの良いスマホです。なお、上位機種のAce2も同じく好コスパでグローバル未発売です。
Oppo Reno3 5G - 日本発売の5Gスマホ
価格:約63,000円 (Softbankの日本における発売価格は未公表)
主な特徴
- フラッグシップ並みのスペック
- 32MPインカメラ
- 90Hzディスプレイ
日本でも発売が多いOppo Renoシリーズの5Gスマホです。高性能なカメラやディスプレイを備え、Socも十分高性能です。ヨーロッパで発売されたOppo Find X2 Neoとほぼ同じスペックです。
Find X2シリーズと同じ32MPのインカメラを搭載しているため、自撮りをよく行う女性などにもお勧めです。
日本版はSoftbankから専売予定です。グローバル版とバンド構成が異なり、Felicaが搭載されています。
総評 - ブランド力を維持しキャリア販売を有効活用
コスパ重視のブランド、Realme(OPPOから独立。)は順調な成長を見せており、市場を食い合わないためにもOPPOは高いブランドを確立しようとしているように思います。コスパが良い機種であるAce2やA92sは現時点ではグローバル販売していません。
日本市場においては、SoftbankにReno3 5Gを独占的に取り扱わせ、auにもFind X2 Proを実質独占的に供給しています。また、楽天モバイルにも廉価モデルを供給する等、関係を構築しています。
ヨーロッパ市場においても5月17日にVodafoneと戦略提携を発表しました。「ハイエンド5G機と廉価モデルを英国、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、ルーマニア、トルコに供給する」という内容です。
日本市場・ヨーロッパ市場それぞれで、GMS非搭載となったHuaweiのポジションを奪う機会をうかがっているようです。同時に、OPPOから独立したRealmeや、同じBBK傘下のOnePlus・vivoと上手く棲み分けられるように営業展開をしているように感じます。
足元の中国市場ではHUAWEIやxiaomi相手に苦戦、台湾でも不買運動でいつ失速するか分からない。製品のレベルは高いだけに、この苦境を何とか耐えて欲しい