格安SIMを検討しているけれど、費用や面倒な手続きなどが発生するので、なかなか気軽に試すことができないという人も多いのではないでしょうか。
近年は、無料もしくはリーズナブルな価格で使用感を試せるお試しサービスを実施している格安SIMが増えており、契約前に使用感を試すことが気軽にできるようになりました。今回ご紹介する6つのSIMの中ではUQモバイルとイオンモバイルが無料トライアルサービスを提供しています。
今回は、契約前に試せる個人向けの格安SIMを徹底解説します。
格安SIMを検討している方は、ぜひ参考にしてください。なお、本記事で記載している料金は全て税抜価格です。
目次
UQモバイル「Try UQ mobile」:無料
UQモバイルが提供しているお試しサービス「Try UQ mobile」は、店頭よりも公式サイトからの申し込みがおすすめです。SIMカードだけでなく、UQモバイルで販売している端末(※一部機種のみ)も一緒に試すことが可能になります。
これだけ試せて無料なのは、かなりお得な内容と言えます。なお、レンタル端末を利用している人は、月額コースに移行&端末購入をする場合に新しい端末を用意してもらえます。
- 回線:au
- SIMの種類:データ通信専用SIM
- 利用期間:15日間
- 料金:無料
- 申込:UQモバイル公式サイト、UQ取扱店
- 必要な物:スマホ、本人名義のクレジットカード、連絡先(※店頭申し込みの場合)
- 利用可能な機能:節約モード(※Web申し込み、Androidのみ)
mineo
mineoは、「お試し200MBコース」と「プリペイドパック」という2種類のトライアルサービスを実施しています。
①お試し200MBコース
「お試し200MBコース」は、データ通信専用SIMだけでなく、音声通話SIMも試すことができます。ドコモ、au、ソフトバンクの全ての回線が対象です。
期間中はmineoのメールアドレスも付与され、mineoスイッチなど独自のサービスも利用可能など盛りだくさんの内容となっています。
ただし、コース期限の2ヶ月が過ぎると「500MBコース」へ自動更新されてしまうので、期間内に必ず本契約または解約手続きを行いましょう。なお、音声通話SIMで利用していた電話番号をMNP転出することも可能ですが、転出先は早めに決めておきましょう。
月額コースへの移行手続きを行えば契約事務手数料やSIMカード発行料は不要ですし、SIMの発送を待たなくてもそのまますぐに利用できます。mineoの契約を本格的に検討しているならおすすめのコースです。
- 回線:docomo、au、ソフトバンク
- SIMの種類:データ通信専用SIM、音声通話SIM
- 利用期間:最大2ヶ月間
- データ容量:200MB
- 料金:1,200円~
- 申込:mineo公式サイト
- 必要な物:スマートフォン、本人名義のクレジットカード、本人確認書類(※音声通話利用者のみ)、MNO予約番号(※他社から乗り換えの人のみ)、連絡用のメールアドレスまたは電話番号
・シングルタイプ(データ通信専用SIM)
基本料金:300円/月
事務手数料:500円
SIM発行料:400円
契約解除料:なし
合計:1,200円
・デュアルタイプ(音声通話SIM)
基本料金:1,000円/月
事務手数料:500円
SIM発行代:400円
MNP転出手数料:3,000円
契約解除料:なし
合計:1,900円~4,900円
②プリペイドパック
手持ちの端末にSIMカードを挿入し、開通手続きを行うだけで試すことができるプリペイドパックは、ドコモとauの回線を試すことができます。ただし、mineoスイッチやmineoアプリなどの独自機能は利用できません。
データ容量を使い切った後は利用できなくなるので、お試し200MBコースとは違って解約手続きも不要です。月額コースへ以降するなら、データ容量を使い切る前に「プリペイド専用マイページ」から移行手続きを行いましょう。
mineoのドコモ回線またはau回線のエリア確認や機器との相性を試してみたい程度であれば、余計な費用がかからないプリペイドパックで十分です。
OCNモバイルONE「OCNモバイルONEプリペイド」
OCNモバイルONEは、お試しサービスとして2種類のプリペイドSIMを販売しています。
短期間かつ費用を抑えて試したいなら、期間型を選択しましょう。利用期間にばらつきがあるのなら、容量型が良いでしょう。
利用期間が過ぎるか容量を使い切ると自動的に利用できなくなりますが、コンビニから期間延長や容量追加を行うことも可能です。月額コースに移行したい場合は、事務手数料3,000円が無料になります。
ただし、利用期間終了後はOCNにSIMを返却する必要があるので少々面倒です(※送料はユーザー負担)。
・期間型 50MB/日 20日間 初回SIMパッケージ
- 回線:docomo
- SIMの種類:データ通信専用SIM
- 利用期間:20日間
- データ容量:1日50MB
- 料金:2,800円
- 販売:PayPayモール、ヨドバシカメラ店舗、セブンイレブン店舗
- 必要な物:スマートフォン
・容量型 1.0GB 初回SIMパッケージ
- 回線:docomo
- SIMの種類:データ通信専用SIM
- 利用期間:3ヶ月間
- データ容量:1.0GB
- 料金:3,200円
- 販売:PayPayモール、ヨドバシカメラ店舗、セブンイレブン店舗
- 必要な物:スマートフォン
イオンモバイル「無料貸し出しサービス」
イオンモバイルは、全国のイオンモバイルショップ及びイオン店舗で、20歳以上の人を対象にしたデータ通信専用SIM&端末を無料でレンタルできるサービスを実施しています。インターネット上からの申込は行っていません。
端末も同時に貸与していますが、古い機種なのであまり参考にならないです。SIMだけレンタルして手持ちのスマホに挿し込んで確認することをおすすめします。
- 回線:docomo
- SIMの種類: データ通信専用SIM
- 貸し出し端末:arrows M03
- 利用期間:1週間(利用開始日含む)
- 料金:無料
- 申込:イオンモバイルショップ、全国のイオン店舗
- 必要な物:本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
BIC SIM「BIC SIMプリペイドパック」
BIC SIMは、お試しサービスとしてプリペイドSIMを販売しています。利用期間が終了した後は、月額プランへの移行かデータ量をチャージして引き続き利用するかを選択できます。また、月額プランへ移行する際にau回線に変更したい場合は、SIMの発行手数料が発生します。
今後利用する予定がない場合は、SIMを返却する必要があります(※送料はユーザー負担)。
もっとも、BIC SIMは他社のプリペイドSIMよりも割高なので、気軽に試すには少々ハードルが高いです。
- 回線:docomo
- SIMの種類: データ通信専用SIM
- 利用期間:3ヶ月(アップグレード期限は開通から4ヶ月後の月末まで)
- データ容量:2GB
- 料金:3,790円
- 販売:全国のビックカメラ店頭、ビックカメラ.com
- 必要な物:スマートフォン
nuroモバイル「お試しプラン」
nuroモバイルの「お試しプラン」は、データ通信専用SIM、SMS付データSIM、音声通話SIMの全てのSIM、さらには三大キャリアの回線も格安で試すことができます。
音声通話SIMでも同プランなら最低利用期間や解約料が発生しないのは嬉しいですね。
もっとも、本契約と同様に登録手数料やSIM発行手数料などの初期費用は発生するので、nuroモバイルの契約を検討している人ならおすすめです。
- 回線:docomo、au、ソフトバンク
- SIMの種類: データ通信専用SIM、SMS付データSIM、音声通話SIM
- 利用期間:任意
- データ容量:0.2GB
- 申込:公式サイト、ソニーストア、Amazon、全国の家電量販店店頭
- 必要な物:スマホ、本人名義のクレジットカード、本人確認書類
・お試しプランの総費用(初月)
月額料金:300円~1,200円
登録手数料:3,000円
SIM発行手数料:400円
解約金:無料
合計金額:3,700~4600円
格安SIM導入のきっかけになるお試しサービス
SIMや端末のレンタル、プリペイドSIMなど、さまざまな形式で使用感を試せる格安SIMのお試しサービス。エリア確認、速度確認、機器との相性確認に最適なので、格安SIM導入のきっかけになるはずです。
契約まではいかなくても話題の格安SIMをちょっとだけ使ってみたいという人でも気軽に利用できるので、ぜひこうしたサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
通話可能じゃないのに本人確認必要なのなんでなん