Googleがタブレット市場から撤退した模様

Googleの公式サイトからTabletsのタブが、6月1日に消失したことがわかりました。

これより、Googleは事実上タブレット市場から撤退したものだと思われます。

TechChurchより

今までのタブレットの歴史

Googelのタブレットは2012年のNexus7から始まりました。初代Nexus7はその低価格なことと、7インチというコンパクトで持ち運びやすいことと、Cellularモデルも準備し当時はめずらしいSIMフリーで発売したことで話題を呼び、人気商品になりました。

Nexus7(初代)

さらには、iPadに対抗し、iPad Retinaディスプレイモデルよりもさらに高精細なNexus10を発売し、意欲的にタブレット市場を盛り上げていました。そして2013年にはNexus7の好景気を発売。価格は上がったものの依然iPadより低価格でスペックもバランスのいい人気モデルでした。この時代はiPadとNexus,そしてKindleの三つ巴の戦いでした。

2代目Nexus7

しかし、スマートフォンの大型化によりタブレット市場が衰退していきます。GoogleはNexusの発売をそれ以降はあまりせず、その後は2014年のNexus9、そして2015年のPixel Cで終了しています。

また、ソフトウェアに関してもタブレット版Androidの開発はスマートフォンと比べてあまり話題になりませんでした。ライバルのiPadは2015年段階で実装した、大画面という利点を生かしたマルチウィンドウは、2016年のAndroid7.0でやっとサポートを始めました。それまでは各会社が独自OSで搭載していたり、今でもGalaxyなどの独自OSで動く印象の方が大きいです。

Appleは、iOS9によるマルチウィンドウから始まり、ApplePencilを用いたプロ向けiPad Proや、新型の教育向けiPad、そしてなによりiMovieやPhotoshopなどの充実したアプリによって確固たる地位を確立しました。

KindleはPrime会員に向けたセールによる低価格化、そして電子書籍リーダーに特化したこと、さらにはAmazonのサービスと連携してそこで儲けるなどの方法でこちらもまた確固たる地位を確立しました。

しかし、GoogleのAndroidタブレットは特に何もなく、微妙な立ち位置となってしまったのです。

Googleは今後はAIを生かしたTV、スピーカーに力を入れるはず

Googleの強みといったらなんといってもAIです。今やGoogleアシスタントはIoT技術と連携して、スケジュール管理からレストランの予約、そして家の家電の操作まで何から何までなんでもできます。Googleは、AI技術を取り込んだスマートスピーカーや、TVの開発をしています。事実、最近Googleから発表されるのはこれらの製品が多いです。

タブレットの用途といえばやはりYouTubeやNetflixなどのコンテンツ消費が多いと思います。Googleは、これらのコンテンツ消費をGoogle Homeや、Chromecastなどのテレビを用いるようにしようとしているのではないかと思います。

テレビは画面が大きく、普及率も高いのでプラットフォームとして理想的です。これらの開発に資源を集中させるために、タブレットに投資をしなくなったのも頷けます。

さらにはGoogleにはChromeBookもあります。教育市場はChromebookで十分だという考えもあるのかもしれません。

スマートフォンやタブレットから操作するのではなく、「ねぇGoogle,~」で始まる音声アシスタントで全てが操作できる将来を、Googleは望んでいるのかもしれませんね。