スマホにまつわるあれこれに、ライター同士で議論してみようというテレクトリスト・ディスカッション。第10弾となる今回のテーマは「今年のスマホトレンド大予想」です。
昨年は、ポップアップカメラ搭載のRedmi K20 ProやウォーターフォールディスプレイのVivo NEX 3など、ベゼルレスが注目を集めた年でした。今年はどういった特徴がトレンドとなっていくのでしょうか。
今回も、皆様の今年のトレンド予想を是非コメント欄にお寄せください。
デュアルパンチホールカメラ
TAISUKE
背面のカメラ数は年々数を増やし、トリプルカメラは当たり前の時代になっています。
より手軽に高画質かつ高品質な写真をスマートフォンで撮ることが可能になっており、カメラ性能は企業にとってのセールスポイントのひとつでもあります。
現行でデュアルパンチホールカメラを搭載している機種は、「Galaxy S10+」「Xiaomi Redmi K30」「Honor V30」などと、まだ少ないですが、内カメラの性能をアップとベゼルレスを両立させるために増えるでしょう。
Honor V20から始まり、Galaxy S10+での採用から徐々に搭載機種が増えつつあるパンチホール。XiaomiやOPPOも採用しており、これからノッチに代わってメジャーになっていくのでしょうか。
ゲーミングスマホの増加
red-mint
現在でもROG PHONEやBlack Sharkなど幅広い価格帯のゲーミングスマホがあるが、2020年はさらにゲーム性能に力を入れた、幅広い価格帯のゲーミングスマホが台頭する予感。
5Gの開始やeSportsの流行など、メーカーがゲーム性能や配信機能に特化したスマホを打ち出すインセンティブはけっこうあると予想してます。スマホ本体の性能が頭打ちとなり本体価格が上昇する中で、「ゲームに特化した」という付加価値を載せたスマホが流行ると予想。
LenovoもLegionの名の下にゲーミングスマホを発売予定だということもあり、今年はゲーミングスマホが更に盛り上がりそうです。
カメラ性能のメーカー間の差が広がる
telektlist管理人
スマホに搭載されるレンズ数は2020年もさらに増えていくと予想されています。
レンズ数が増えていくと、それぞれのレンズから取得した情報の分析・合成が重要になるため、ソフトウェア・AI技術が今まで以上に重要に。GoogleやHuaweiなど、AIに強いメーカーのカメラ性能は引き続き向上するでしょう。逆にシャープやASUSなどAIに強みを持たず、投資余力も小さいメーカーのカメラは伸び悩みそうです。
その結果、カメラのカタログスペックの比較は当てにならなくなり、いくつかの小規模メーカーは今まで以上の厳しい戦いを強いられるのではないかと予想します。
動画の手ブレ防止性能
sasanishiki
近頃、特に中華スマホで動画撮影時の手ブレ防止性能を謳ったスマートフォンが急増しているような気がします。
例えば、Xiaomi Mi Note 10のティザー動画ではスキーをしながらでもぶれのない動画を撮影できることをアピール、OPPO Reno 3の中国国内向け広告ではタイヤが正方形の車に乗車、上下に揺れる車内からでも手ぶれのない動画が撮れる!と手ぶれ補正機能、その名も “スーパー手ぶれ補正Pro”をアピールしています。
また、SAMSUNGも最新のGalaxy S10 liteにおいて“Super Steady OIS”という新しい手ぶれ補正機構を搭載していることを発表しており、もしかすると動画の手ぶれ補正機能は今年のトレンドの一つとなるのかもしれません。
動画のクオリティではiPhone 11 Proが昨年DxO MARKに最優秀だと認定されています。他のメーカーがiPhoneに打ち勝つ鍵は手ブレ防止性能にあるのかもしれません。
フラットフルディスプレイに期待してたのにエッヂとパンチホールだらけになるんやなって
トレンドなぁ・・・