108MPイメージセンサー「ISOCELL Bright HMX」公式発表。構造を解説

先日、Samsungがスマートフォン向けの108MPイメージセンサーを開発中というニュースをお伝えしましたが、そのセンサー、「ISOCELL Bright HMX」がついに公式発表されました。

ここ1年の間で4つのピクセルを1つのピクセルとみなし、センサーピッチを大きくする技術であるクアッドベイヤーセンサーがスマホカメラにも...

ISOCELL Bright HMXはSamsungとXiaomiの共同開発で作られたセンサーで、1億800万画素(12032 × 9024)という中版ミラーレスに匹敵する高画素高解像度です。

画素数が大きくなればなるほどピクセルの大きさを示す画素ピッチが小さくなり、受け取る光の量が少なくなるため暗いときに画質が落ちるという欠点がありますが、このセンサーはスマホ向けセンサーでは最も大きいレベルの1/1.33インチとなっており、画素ピッチが確保されています。

Sonyが開発した48MPのIMX586は、1/2インチセンサーで画素ピッチは0.762μmとなっています。一方で、今回発表されたISOCELL Bright HMXは1/1.33インチで画素ピッチはほぼ同じの0.760μmとなっています。1ピクセルあたりの受け取れる光の量は現在発売されている48MPセンサーのスマホと同等のレベルとなっています。

このセンサーは名前のとおり、ISOCELLという技術を採用しています。ISOCELLとは、各ピクセルの間にバリアを設けることで、正確で色飽和のない光の情報をフォトダイオードに届け、取得することができます。特に小さなイメージセンサーで、ピクセルの間隔が詰まった高画素センサーにおいて有効である技術です。

また、ISOCELL Bright HMXはTetracell技術により、Sonyのイメージセンサー同様に4ピクセルを1ピクセルとして取り扱うことで、光量が足りないシーンでもきれいな写真となる27MP相当の画像を生成することができます。おそらく実際の搭載機種は、普段は27MPで撮影し、太陽光が強い昼間に108MPの画像を生成できるようになるはずです。

動画に関しては6K30fps(6016 x 3384)まで対応しています。センサーのスペック的には8K(7680 × 4320)も撮影できそうですが、処理エンジンの関係かそこまではできなかったようです。

2018年段階ではSony、Samsungともに48MPのイメージセンサーを開発できていました。今年に入り、Samsungは48MPを上回る64MPのセンサーを発表。そして、ついに昨日のISOCELL Bright HMXで1億画素の大台を突破しました。

2017年段階のスマホ向けCMOSセンサーのシェア。現在も比率はあまり変わらない。

スマホ向けイメージセンサーはSonyが40%ほどでシェア1位であり、Samsungが20%でそれを追いかけています。画素数に関してSamsungが猛攻をしかけていますが、Sonyがどのような技術で対抗してくるのでしょうか。

スマホのスペックは頭打ちになっているとよく言われていますが、スマートフォンのカメラは進化のさなかにあるようです。これからどんな技術が出てくるのか、楽しみです。

ISOCELL Bright HMXは来月中に生産開始、今年中にこのイメージセンサー搭載の「Mi MIX 4」が発売予定です。

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Source : Samsung

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Writer

Mo
2013年にMNPを知ってからスマホオタクになった理系学生。 telektlistでは珍しいiOS派。最近iPhone 11を購入してテンションが高い。 写真が趣味なのでカメラ関係の記事もバンバン書きます!

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 コメント

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  1. 匿名 2019.08.14 20:59 ID:d95cb4792 返信

    単純にセンサーを大きくしただけとは言え、ハイエンドスマホには搭載されるだろうし、ソニーのシェア低下は不可避だろう
    既にひと目ではよくわからないレベルの画質差の領域だし、倍近い数字が出ればハイスペックを求めるユーザーに対して訴求力がある

  2. 匿名 2019.08.15 10:23 ID:422e7b59b 返信

    画素なんて1200万程度で十分
    取り込める光量を増やして欲しいのが本音