Googleが突如Pixel 4のプロモーション動画を公開しました。動画には少女が顔認証でPixel 4らしきスマートフォンをアンロックし、手でハエを払いのけるような動作で操作する様子が収められています。
弊誌でもPixel 4の噂まとめでお伝えしてきたとおり、GoogleのプロジェクトのひとつにProject Soliと呼ばれるものがあります。レーダーを使ったモーションセンサー技術で、過去にスマートウォッチのプロトタイプで実装されたことがあります。
一部メディアで、Pixel 4にはこのSoliを使ったジェスチャーコントロールが採用されると言われていましたが、今回それが事実であることが確認されたことになります。
ゲーマーの方はXboxのKinectを思い出していただくと想像しやすいかもしれません。あの大きなKinectのバーが、小さなスマホのフロントベゼル上部のカメラ位置にある感じでしょうか。
Pixel 4の上部ベゼル内は正気とは思えない数のカメラやセンサーでいっぱいです。
左から左フェイスアンロックIRカメラ、セルフィー・カメラ、光センサー、オーディオポート、Soliレーダーチップ、フェイスアンロック・ドットプロジェクター、右フェイスアンロックIRカメラ、赤外線照射装置が並びます。
このぎっしり詰まったセンサー類で何ができるのかというと、ジェスチャーを使って、曲をスキップしたり、アラームをスヌーズしたり、電話を切ったりすることができます。
Googleはこの機能を「Motion Sense」と呼んでいます。
「え? それだけ?」という感じですが、GoogleはMotion Senseでできることは今後増えていくとしています。
例えばHUAWEIのHONOR View 20では、ToFセンサーを使ってXboxのKinectのようにゲームをプレイすることができました。Motion Senseも使い方次第では面白い用途があるかもしれません。
#HONORView20's TOF 3D camera can also be used as a handy motion sensor for 3D motion-controlled gaming. How cool is that? pic.twitter.com/q47gBHgjpL
— HONOR (@Honorglobal) January 22, 2019
グーグルはMotion Senseについて「一部の国」に限定されるだろうとしています。Soliが使用しているレーダー周波数の認可が国によっては下りないことが予想されるためです。
ようやくPixel 3になって日本でも発売されるようになったというのに、Pixel 4がまた日本では買えなくなりそうな嫌な予感がします。
Source:xda-developers
ノッチなしの風潮について行きたくても技術的に無理だと感じてるメーカーさんは、こっちの分野で頑張ってもいいかもしれませんね。
LGしかり、日本メーカーしかり。
でもこの技術はスマホよりもPCのプレゼンソフトやテレビの操作、また白モノ家電で輝く技術なのではと個人的には思ったり。