高いカメラ性能を売りにすることで世界的に人気となったOPPOのRenoシリーズ。日本国内でもReno 10x zoomをきっかけにシリーズの知名度を上げており、新機種も着実に投入がされています。
日本国内でも入手がしやすくなっているRenoシリーズがどういうものか、その詳しいラインナップをざっくりと解説していきます。
目次
OPPOのシリーズ分類
シリーズライン | 特徴 | 日本展開 |
A | スタンダード | MNO(楽天モバイル)・MVNO各社 |
AX | Aシリーズの派生 | MNO・MVNO各社 |
Reno | カメラ性能にこだわり | MNO(楽天モバイル・Softbank)・MVNO各社 |
Find X | 技術を集結させた最高峰 | MNO(au・楽天モバイル) |
F | かつてアジアで大人気となったプレミアムラインナップ | なし |
K | OPPOで最もコスパに優れたシリーズライン・中国とインドという巨大市場のために存在 | なし |
Ace | 中国市場限定のスペック重視(廃止の方向性か) | なし |
R | かつてのプレミアムライン | 過去にあり |
RX | スペックも価格もプレミアム | なし |
上記の表はOPPOの現行シリーズラインのラインナップをまとめたものです。一部は聞きなれないものですが、それは展開している市場が限定されているためです。Renoシリーズからは昨年Reno3 AとReno 3 5Gが日本発売されています。
Renoシリーズの中国発表からグロ発表までのタイムスケジュール振り返り
シリーズ | 中国国内発表日 | グローバル向け発表日(最短) |
Reno2 | 2019年9月10日 | 2019年8月28日(インド) |
Reno3 | 2019年12月26日(Reno3, Reno3 Pro) | 2020年2月(Reno3 Pro, インド) |
Reno4 | 2020年6月5日(Reno4, Reno4 Pro) | 2020年7月31日(Reno4 Pro, インド) |
Reno5 | 2020年12月10日(Reno5, Reno5 Pro)2020年12月24日(Reno5 Pro+) | 2021年1月(Reno5 4G, ベトナム) |
これまでの正式発表タイムスケジュールを確認すると、ほとんどのシリーズが中国国内でまず登場してます。そこから数か月の期間を置いてグローバル向けの発表が行われるという流れが続いています。
Reno6シリーズも当然ながら中国国内で先行して発表がされると予想されます。この過去のデータを見た場合、その発表スケジュールは夏ごろになる可能性が高いでしょう。
Renoシリーズの特徴
上の図にもある通り、複数のシリーズラインを揃えるOPPOですが、Renoシリーズはカメラ重視として明確にコンセプトが定められています。
OPPOのスマホとしては初となるポップアップ式カメラを搭載していることが特徴でした。現行のReno5シリーズではパンチホール型カメラが採用されていますが、当時はそのポップアップ式カメラの奇抜な見た目とノッチレスのフルスクリーンがRenoシリーズの目玉ともなっていました。
カメラの性能が非常に優れていながらも、OPPOはそのデザイン性にも重点を置いており、カメラレンズがバックパネルから飛び出ていないスタイリッシュさも人気の一つだったでしょう。OPPO Reno 10x Zoomは10倍の光学デジタルズームが当時としてはかなり先進的であり、「カメラのRenoシリーズ」という印象は今も残ったままです。
歴代機種をピックアップ
Reno 10x zoom
Reno 10x zoomは日本国内でも登場し、そのカメラ性能及びズーム性能が高いことで大きく話題となりました。ここからRenoシリーズは始まったといっても過言ではなく、同シリーズを象徴する歴史的な一台です。チップセットにもSnapdragon 855を採用したプレミアムスマホであったのは間違いありません。海外FCのバルセロナとコラボした限定モデルも登場していたのが記憶に残ります。
Reno5 Pro+ 5G
Reno5 Pro+ 5Gは昨年末に中国で発売されました。チップセットには最新のSnapdragon 865が搭載されており、カメラ性能もRenoシリーズらしくとても高いのが魅力でした。エッジディスプレイの美しさや本体バックパネルのオーロラのような色合い、本体フレームの「DESIGNED FOR RENO」というデザインなど、高級感もユーザーを満足させる仕上がりでした。
Reno2 F
筆者の個人的に記憶にずっと残っているのがこのReno2 Fです。特にホワイトカラーは背面バックパネルの光の反射具合が美しかったのを覚えています。重量や手に持った時のサイズ感も心地よく、縦に長いボックスなど全てに高級感を感じました。
かつての看板シリーズはFシリーズからRenoシリーズへ
かつて各国のスマホ市場で大人気であったOPPOのFシリーズ。VOOCチャージによる高速充電機能やチップセット、カメラなど全てがバランス良く構成されている機種が多かったのが記憶に残ります。それがRenoシリーズの存在感が強くなるにつれ、徐々にOPPOの看板となっているのが事実です。
Reno4シリーズがミッドハイ機であったのに対して、Reno5シリーズではで最上位モデルReno5 Pro+がSnapdragon 865を搭載する等、位置づけの変化が見られます。Reno6シリーズではどのような変化がみられるか、注目しましょう。
ここはシャオミ端末にはない170g前後のモデルがあるのがいいね