著名リーカーの数碼閑聊站氏により、「192MPカメラとSnapdragon 765を搭載したスマホが来月登場する」というネタが突如Weiboでリークされました。
つい数日前には別ルートから「Xiaomiが144MPのカメラを準備中」との情報が入って度肝を抜かれたばかりですが、落ち着く間もなく、今度は192MPです。
とりあえずサイズ感を把握してみたかったので、画素サイズを等縮尺で比較してみました(上画像)。そのサイズのセンサーをメインに搭載しているスマホの例も載せてあります。
注:MP(メガピクセルと読む)は100万画素を表します。1MP=100万、12MP=1200万というように計算します。
どの機種に搭載されるかは来月判明?
さて、一度情報を整理しましょう(冷や汗)。まずは問題のWeiboを再確認してみます。
内容はシンプルで、「SM7250(Snapdragon 765の型番)+192MPに関して、来月また記事が出るよ...?」というだけのもの。また、彼は投稿への返信で「(おそらく)みんなが期待しているマシンではない」と伝えています。
返信では多くのユーザーが「Mi CC10」や「Mi Mix 4」などの機種に言及していますが、これらでは無いということでしょうか。vivo APEXのようにコンセプトモデルとして出される可能性も考えられますね。
Snapdragon 765は5Gモデムを搭載したミドルレンジ(ミドルハイ)帯のチップですから、フラッグシップ機以外のスマホで登場すると推測されます。それこそ、Mi CC9(※)のようなミドル帯のカメラスマホで。
(※)XiaomiのMi CC9は世界で初めて108MPカメラを搭載した記念すべきスマホで、日本ではMi Note 10として発売されました。
センサーサイズは巨大になるだろう
昨年サムスンとXiaomiの共同開発で発表され、スマホカメラを新たな108MPのフェーズに進めたISOCELL Bright HMX。莫大な画素数と引き換えに、一つの画素に飛び込んでくる光の量は小さくなってしまいました。これをカバーするため、物理的なセンサーサイズはスマホらしからぬ1/1.33インチが採用されていました。
ソフトウェア・ハードウェア技術の発達によって、より細かい192MPにおいても、108MPと同程度の光量とノイズ軽減を確保できるようになった可能性はあります。ですが、やはり物理的なセンサーサイズを大きくするほうが無難でしょう。
センサーサイズは1インチ、もしくはそれに準ずる大きさになっていく可能性が高いです。
実用性には疑問符もつく
正直な話、そもそもの実用性を得られそうもない大きさの画素数で「センサーサイズがー、レンズがでかくてダサい背面がー。」などとは言っていられません。これはロマンです。これがもし商用化されるのなら、単純にその超高画素を楽しむべきです。
なお、当然ですが常時この192MPがフルに使われるわけではありません。192MPが真に輝くのは、クロップによるズーム撮影時でしょう。基本的には隣接する4画素、あるいは9、16画素を一つの画素としてまとめて扱うピクセルビニングがなされるはずです。これにより、暗所ではさらに効率的に光を捉えることができるようになり、明所では192MPの詳細な撮影が可能になるわけです。
それに192MPは、4×4の16画素でピクセルビニングをするとぴったり12MPになる、ちょうどよいサイズでもあるのです。
ちなみに、Snapdragon 865チップは最大で200MPまでのセンサーをサポートしており、クアルコムはこの実現に向け「パートナーと協力」しているとのこと。まだ増えるんですか....
Source:Weibo,Android Authority
これやっぱ16画素合成だよな…。
Xiaomiは普及機にコレ搭載して無駄に原価上げてきそう