24日の発表に先駆けてXiaomiがMi Mix Alphaと呼ばれる新スマートフォンを予告したばかりですが、そのコンセプト・レンダリングをMukul Sharma氏(@stufflistings)が公開しました。あくまでコンセプト画像であり、本物とはにわかに信じがたい外観ですが、Xiaomiが公開した予告画像によく似ています。
折りたたみでもウォーターフォールでもない?
上はMi Mix Alphaの背面のコンセプト画像です。左脇のトリプルカメラのすく隣まで、前面のディスプレイが続いています。噂通りであれば、このトリプルカメラのひとつが108MPのカメラということになります。
背面の見た目はHuawei Mate Xを折りたたんだ際の背面によく似ています。
ただし、Mi Mix Alphaの背面はMate Xとちがい、ディスプレイは切れ目なくカメラユニットのところまでつながっているように見えます。筐体も折りたたみにしては薄すぎます。
前の画像とはカメラ回りの形状がやや異なるものの、こちらも同じMi Mix Alpha背面のコンセプト画像です。ディスプレイを折りたたんだ切れ目は、まったく見当たりません。
Xiaomiの創設者Lei Jun氏はWeiboでMi Mix Alphaについて「折りたたみスマホではない」と説明しています。「折りたたみスマホ説」は、ほぼありえないと考えて良さそうです。かといってVivo NEX 3のようなウォーターフォール・ディスプレイでもありません。
変形両画面スマホ?
コンセプト画像の外観から考えられることは、画面占有率100%どころか、背面までディスプレイが続く変形スマホだという可能性です。この場合、広げてタブレットのように使うという折りたたみのスマホのメリットはありません。どちらかといえばnubia Z20のような両画面スマホに近いことになります。
両画面スマホには、自撮りを背面カメラで撮影できるメリットがあります。コンセプト画像にも、前面カメラやポップアップカメラは見当たりません。もっとも、Xiaomiはアンダーディスプレイカメラの技術を持っているとみられ、前面ディスプレイの下にカメラがある可能性は否定できません。
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— Mukul Sharma (@stufflistings) September 21, 2019
変形両画面スマホだとすると、自撮り以外には、普段は背面を消灯してバッテリー消費を抑えながら時計や通知を表示するといった使い方が考えられます。ただし、それも先日発表されたMate 30 Proのように、スマホを使わない間だけ前面ディスプレイに表示すれば良いことで、背面を使う意味はほぼありません。
ブラウザとメディアプレイヤーのように、前面と背面で別のアプリを表示するといった用途は考えられるものの、変形両画面のメリットはあまり思いつきません。
巻物スマホの可能性
2010年に、ソニーが巻取り可能な有機ELディスプレイを発表して以来、有機ELディスプレイを巻いて収納するというコンセプトは長年存在しました。今回のMi Mix Alphaが、ディスプレイを巻きつけているという可能性は否定できません。
強引に解釈すれば、巻物というイメージは、Xiaomiが予告画像に使用した「本」のイメージに読み物という点で似ているといえるかもしれません。
もっとも、「本」なら開くはずで、折りたたみのほうがイメージに近いです。
Mi Mix Alphaの素材
Xiaomiが公開した予告画像には、Ti(チタン)、SiO2(シリカ)、およびAl2O3(アルミナ)の3つの素材が示されています。2017年に発売されたEssential PH-1のフレームはチタンでした。
Mi 9 Proと同時発表
Mi 9 Proと同時発表される予定のため、Mi Mix Alphaにも当然SoCにはMi 9 Proと同じくSnapdragon 855+が採用されていると推測されます。
あまりにも謎めいたスマートフォンですが、Mi Mixシリーズはこれまでも他社に先駆けた斬新なスマートフォンであり続けてきました。とにかく、24日の発表が楽しみです。
Source:GSMArena
イメージ図としては近未来スマホとしてよく出てきてたが遂に巻物の時代が来たか
正直折りたたみは発想が古い