Weiboの著名リーカー数碼閑聊站氏は21日、Huaweiが台湾MediaTekのエントリーレベルプロセッサDimensity 700を搭載した新型の5Gスマホの発売を準備しているという情報を伝えました。アメリカによる制裁の影響で子会社HiSiliconによる独自プロセッサの供給が難しくなったHuaweiにとって、MediaTekとの取引は命綱になっています。
Dimensity 700、40W充電対応の格安モデル
数碼閑聊站氏による以上の投稿は現在編集され、内容がほぼ削除された空の投稿になっています。同氏はなぜ投稿を削除したのかについては言及していません。
HuaweiはDimensity 700を搭載した初のスマートフォンを発表しようとしています。6.5インチFHD+ 60HzLCDディスプレイ、左上にシングルのパンチホールでインカメラは16MP、リアカメラは48MP+8MP+2MP+2MP、4000mAh+40W急速充電。
投稿に示されている通り、Dimensity 700はつい十日ほど前に発表されたばかりの最新のローエンドSoCで、現在それを搭載したスマートフォンは発表されていません。5Gに対応したSoCの中では最安レベルの製品であることからも期待の声が大きいSoCです。
ディスプレイ、カメラなどは直近のロー・ミドル帯の中華スマホとしてごくごく一般的な構成で驚きはありません。48MPメイン、8MP超広角、2MPマクロ、2MPToFという組み合わせが妥当でしょう。
注目すべきはバッテリーで、この端末のレンジで40Wもの急速充電に対応しているものは非常に珍しいのです。もちろん、USB-PDなどではなくHuaweiの独自規格(Huawei SuperCharge)なのでしょうが。
Nova 8シリーズの新モデルである可能性が高い
各メディアはそのスペックから、今回リークされた端末がHuawei Novaシリーズの格安ラインや、あるいは麦芒シリーズなどから発売される可能性が高いと分析しています。特に、Weiboの「長安数碼君」氏は自身の投稿で、HuaweiによるNova 8シリーズのオンライン新製品発表会が近づいていると明らかにし、来月にも発表予定であると述べています。
Nova 8シリーズには既にHuawei Nova 8 SEというDimensity 720を搭載した格安5G端末が一つだけラインナップされており、今回のDimensity 700を搭載したモデルはその一つ下のラインに置かれるとみられています。Dimensity 720を搭載した端末は他社製品も含め日本円にしてほぼ1~2万円台で販売されており、さらに安価な製品として登場することが期待されます。
なお、中国の政府機関である中華人民共和国工業情報化部のデータベースにはHuawei製の未発表5Gスマホ「CDL-AN50」が登録されているものの、バッテリー容量が3900mAhであるように先述のリークと若干の食い違いが見受けられます。ただし、これらの製品に何かしらの関連がある可能性も高いです。
Qualcommからも4G限定で許可得ましたしサムスンもディスプレイ供給の許可が下りてますから事実上バイデン当選後制裁は緩んでるということなんですかね…