Galaxy FoldがGeekbenchに登場するも、性能は期待外れ

Geekbenchに折りたたみスマホ、Samsung Galaxy Foldが登場しました。
スコアに注目が集まりましたが、いまのところ少しだけ期待外れのようです。

注目のスコアは？

Galaxy Foldのベンチマークスコアはシングルコアが3,418、マルチコアが9,703となっています。

Galaxy Foldをタブレットとしてみた場合、iPad Proはシングルコアが5,000、マルチコアが18,000ぐらいですので、かなり見劣りしてしまいます。

スマートフォンとしてみた場合でも、12GBという大容量のRAMがあるにもかかわらず、8GBのGalaxy S10より低いスコアに留まっています。

同じ折りたたみスマホであるRoyole FlexPaiと比較しても、マルチコアスコアでやや負けています。

もっともGalaxy Foldの発売までは、まだ1か月の時間がありますので、今後の調整によってパフォーマンスは向上すると思われます。

今回スコア以外に明らかになったことは、Galaxy FoldのSoCがSnapdragon 855であるということです。

発表時点ではSoCの詳細は非公開で、7nm、64ビット、オクタコアプロセッサを搭載するとだけ発表されていました。

Exynos 9820は8nmであることからSnapdragon 855であることは予想されていましたが、今回あらためてクアルコム製であることがはっきりしました。

これまでGalaxyシリーズの命名パターンでは、型番の末尾にUがあるものがSnapdragon版（北米・日本版）、末尾にFがあるものがExynos版（国際版）とされてきました。

今回のGalaxy Foldの型番はSM-F900Fです。これまで通りであればExynos版のはずですが、SoCはクアルコム製です。

このことから、Galaxy Foldは末尾がFの国際版であってもSnapdragon 855だということがうかがえます。
つまり、Exynos版のGalaxy Foldは存在しないことになります。

日本での価格や発売日は不明です。北米では1,980ドル（約22万円）で4月26日発売予定になっています。

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