大型バッテリーが最大の特徴で、これを2019年のGalaxy M10/20の登場から一貫して貫いてきたサムスンのGalaxy Mシリーズ。Galaxy Mシリーズは日本では見られないものですが、どのようなシリーズになっているのかを記事内でざっくりと解説しています。
目次
サムスンのGalaxyのシリーズ分類
シリーズライン | 特徴 | 日本展開 |
Galaxy S | 代表的なフラッグシップ | MNO(docomo・auメイン) |
Galaxy Note | Sペン搭載のフラッグシップ | MNO(docomo・au) |
Galaxy A | 万人におすすめできる | MNO・MVNO各社 |
Galaxy M | バッテリー容量が強み | なし |
※ 新たにカメラ重視のFシリーズをインドで発表する予定があります。
現行のGalaxy(スマートフォン)にはフラッグシップのSシリーズ、スペックのバランスがよく取れたAシリーズ、そしてバッテリー容量最重視のMシリーズなどが存在します。今回解説するのは2019年から新たに登場をしたMシリーズです。
Mシリーズはインドだけでなく東南アジア各国や一部ヨーロッパ地域でも販売されています。ただ、これまでのサムスンによる日本市場へのアプローチを見る限り、Galaxy Mシリーズの日本発売は今後もないとほぼ断言できるでしょう。日本市場では必要最低限のラインナップしか広げないのがサムスンの特徴です。
Mシリーズの特徴
Galaxy Mシリーズは2019年の2月にGalaxy M10とGalaxy M20の二つの機種をラインナップとしてインドで正式に登場しました。これまでに存在したシリーズラインとは待ったく異なる、ターゲットとなるユーザーを明白にしたバッテリー重視のものでした。当初はインドのみで、かつオンライン販売限定という非常に限定的なものでしたが、インドでの大成功を果たして瞬く間に海外展開が始まりました。
バッテリー容量が大きいことはそれだけ充電に時間が必要となりますが、ラインナップでは多くの機種が15W高速充電に対応しています。Galaxy M31sとGalaxy M51の二機種はシリーズ初の25W高速充電に対応した機種として登場しました。
チップセットに関してはこれまで登場した多くの機種がExynosチップセットを搭載していました。ここ最近の機種は上位機種がQualcommのSnapdragonチップセットを採用するようになる動きが見られます。
Mシリーズの機種の選び方ガイド
選び方 | モデル(赤字は日本発売) | 価格(目安) |
Mシリーズの最高峰 | Galaxy M51 | 36,000円~(M51) |
Exynosはイヤ!! | Galaxy M40(=A60) / M51 | 22,000円~(M40) |
64MPカメラを体験したい | Galaxy M51 / M31 / M31s | 23,000円~(M31)、28,000円~(M31s) |
200グラム以下で探す | Galaxy M31 / M31s / M30s | 30,000円~(M30s) |
ディスプレイ解像度重視 | Galaxy M21 / M31 / M31s | 20,000円(M21) |
Galaxy Mシリーズは日本からの入手が簡単ではありません。そのためこのリストは大きく意味をなさないですが、ラインナップを理解する目的でまとめています。
Mシリーズ おすすめ機種
Galaxy M51
2020年になりインド国内で登場したGalaxy Mシリーズの最上位モデルともいえる機種です。チップセットにSnapdragon 730を搭載したアッパークラスのミドルレンジスマートフォンとなっています。バッテリー容量は7,000mAhと大容量で、同時に25W高速充電にも対応したGalaxy Mシリーズの最高峰と言えるスペックが特徴です。
Galaxy M31s
Galaxy M31sも2020年に登場した新型ラインナップです。背面のメタリックなシルバーの質感のグラデーションがこれまでのGalaxy Mシリーズとは違った雰囲気を出しています。Galaxy A51をベースに、細かいところを差別化したかのような良さがあるスマートフォンです。
MシリーズはSシリーズを超える存在となっていくだろう
長年に渡って成長をしてきたSシリーズや世界各国のマーケットで大きな存在感を見せているAシリーズなどとは違い、Mシリーズはまだまだ成長過程にあるラインです。現時点ではAシリーズとMシリーズで異なるユーザーをターゲットにした差別化が上手くできており、どちらも順調にセールスを上げています。今後Mシリーズの新型ラインナップも少しずつ登場するようになるでしょう。
M23 5G発売されますね!