Blackberryのスマートフォンといえば物理キーボード。Blackberryは近年Androidスマートフォンを発売しており、このBlackberry Keyoneは物理キーボード・Android 7.1搭載の4.5インチスマートフォンです。
ファンでは無い私にとって、日本ではみられないBlackberryのスマートフォンを触ることは今回が初めてです。物理キーボードなどの独自機能から全体的な性能まで、どのような端末なのでしょうか。
Blackberry Keyoneのハンズオンレビューを中国上海からお届けします。
性能・対応バンド等についてはこちらのスペック表をご覧ください。
https://telektlist.com/smartphone_info/blackberry-keyone/
外観・デザイン
物理キーボードにまず目を惹かれますが、本体のデザインは他の部分もかなり特徴的です。ディスプレイ上のベゼルの色が画面よりも明るい灰色になっており目立ちます。側面は湾曲していて、スマートフォン自体大きくないのでとても手にフィットします。
背面は黒基調で、大部分がラバー仕上げです。ラバーには細かい凹凸があり、指紋がつかず、サラサラとしています。本体にも適度な重さがあるので独特な外観とあいまって高級感が感じられます。
ソフトウェア・キーボード
最大の特徴、4段キーボードはボタンが小さいわりに反発が強く打鍵感が感じられます。Androidのナビゲーションバーが間に入って邪魔ですが、予測変換がディスプレイの下部に出てくるのも使いやすいです。写真では片手で持っていますが、バランスを崩して落としてしまいそうなのでキーボードは両手打ちをおすすめします。
初めて触った物理キーボードでしたが普通に入力しやすく、誤入力も少ないです。英語をタイプする際は全く問題無いでしょう。ただ、予測変換の決定ボタンがスペースなので慣れない内は大変だと思います。なお、スペースボタンには指紋認証センサーも内蔵されています。
Androidのバージョンは7.1.1(Nougat)です。内部バージョンも頻繁に更新されていることが伺えます。手にしている端末は中国語版です。英語・日本語にも切り替えられるようでした。
UIはほぼピュアアンドロイドですが、起動中のアプリ一覧など、細かい部分が独特です。大きな操作感はほとんど変わらないのでAndroidスマートフォンに慣れ親しんだユーザーなら最初から違和感無く使用できると思います。
動作速度に関しては、Snapdragon 625を搭載していることもあり、まあ許容できる程度の速さです。ただ、本体の価格を考えるともう少し頑張って欲しかったポイントではあります。
カメラ性能
ハンズオンレビューなので残念ながらサンプル写真は用意できませんが、印象ではカメラ性能はかなり良いです。色の再現度が高く、ノイズも少なく明るい写真が撮れました。Blackberry KeyoneのCMOSはソニーのIMX378で、Google Pixelと同じセンサーであることも考えると納得のカメラ性能です。
とりあえず評価・結論
全体の印象として、Blackberry Keyoneは高級感のあるスマートフォンです。よくわからない中華メーカーとは違って安心して買える完成度だと思います。物理キーボードは改善の余地はあるものの、なかなか良いです。アプリのカスタマイズ次第で不自由なく使えるようになるでしょう。
物理キーボードによって、画面の大きさが同じ大きさの他の機種と比べて小さくなっているので横向きでの動画の視聴には向いていません。趣味用のスマートフォンには向いていない気がします。UIとカメラ性能は高ポイントです。
定価の7~8万円はかなり割高です。チップセットの性能も考えると、もう少し低い価格帯に収めてほしい所でした。新型のBlackberry Key2の情報も出始めているだけに悩ましい所です。
Amazon.co.jpで購入可能です。
改めてスペックです。
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