私、telektlistライターの岩佐が使用しているXiaomi Black Shark 2(グローバル版)に、Android 10をベースにしたJoyUI 11へのアップデートが配信されました。日本版Black Shark 2のアップデートは今後行われるようです。
JoyUI 11は操作やデフォルトアプリが一新され、よりMIUIに近いものとなっている印象です。
最大の変更 - フルスクリーンジェスチャー対応
フルスクリーンジェスチャ―に対応
一番大きな変更は、フルスクリーンジェスチャーに対応したことです。
これまでBlack Shark 2の操作はボタン式のみでした。Android 10ジェスチャーの操作に慣れていたため、これはとてもありがたいです。
ただしフルスクリーンジェスチャーに切り替えると、画面を横にするショートカットボタンも無くなる点は注意が必要です。
デザインが一新されMIUIに近づく
デザインも大幅に一新されました。
アップデート後のデフォルトのテーマでは、ゲーミングらしいアイコンパックが適用されています。ちなみにデフォルトアプリ以外との統一感はありません。このアイコンパックやテーマはMi テーマから変更可能です。
ダークモードへの対応範囲も広がりました。これまではテーマを「ダーク」に設定してもほとんど変化がありませんでしたが、JoyUI 11ではほとんどのアプリがダークテーマへと変更されます。
個人的に、Black Shark 2ではダークテーマの色ムラが気になっていましたが、それも心なしか改善されたように感じています。他にも、アンビエント表示が追加されるなど、MIUIにあった主な機能はほぼある印象です。
その流れで、デフォルトアプリとしてMi メモやMi ファイルマネージャーなどXiaomi製のアプリも追加されています。
デフォルトアプリが多くなった点については好き嫌いが分かれるでしょう。ただ、デフォルトアプリなのにアイコンパックが適用されていないものがあるのは残念です。
不具合の多さは目につく
但し、バグとまではいかないものの、不具合も多いように感じます。
すぐに解決しましたが、一時的にGoogle Playストアが使えなくなったのには焦りました。
設定を確認すると「不明のアプリをインストール」がオフになっていました。オンにすると治りましたが、明らかに必要ない変更です。
また、サウンドシステムが強化されたとありますが、低音強化モードを押すと音がくぐもって聞こえます。JoyUI 11に起因しているのかは分かりませんが、アップデート後、一部ゲームでシーンによって音がおかしくなるなどの不具合も生じました。
これらは恐らく今後のアップデートで改善されるでしょうが、Xiaomiにしては粗削りな部分が多く感じました。操作感やデザインは悪くないので、もう少し洗練されることを期待しています。
OSが、他のゲーミングスマホに対する強みになるか
JoyUI 11はBlack Shark 3 / 3 Proにも搭載される予定です。操作感がMIUIに近くなり、普段使いの実用性も高まったBlack Sharkシリーズ。Black Shark 3シリーズではさらに低遅延な5Gにも対応しています。
ゲーミングスマホのライバルとなるnubia Red Magic 5Gは、ハードウェアのスペックは申し分ない一方で、OSの完成度の低さが実機レビューでも指摘されていました。JoyUIの完成度が更に高まってくると、Black Sharkシリーズの大きな強みとなりそうですね。
Android 10にアップデートされたことで、筆者はますますBlack Shark 2に愛着が湧きました。MIUI 12も発表されており、手持ちのXiaomi端末のアップデートが楽しみです。
Source:twitter
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