Xiaomiの出資するゲーミングスマホブランドBlackSharkより、BlackShark 3および上位機種のBlackShark 3 Proが発表されました。
ゲーミングスマホとして多くの特長を備えているBlackShark 3シリーズですが、まずはSoCなどの基本的なスペックから見ていきましょう。
目次
基本スペック(SoC・ストレージなど)
BlackShark 3シリーズは、SoCに最新のSnapdragon 865を採用。今季のフラッグシップスマホのほとんどが採用しているハイエンドSoCですね。
加えて、BlackSharkの持ちうる技術を惜しみなく注ぎ込んだ液冷機構を搭載。同様の機構は先代のBlackShark 2でも搭載されていましたが、今回はさらなる性能向上が期待されます。
メモリは高速なLPDDR5、ストレージはUFS3.0を採用。現状では最高レベルの速度で読み書きができることでしょう。最大で12+256GBの構成となる予定です。
通信面では、ゲーミングスマホとして初の5G通信に対応。Wi-Fiも最新のWi-Fi 6(802.11 ax)に対応しています。高速かつ低遅延な通信が欠かせない、大きなゲーム大会などでの活躍が期待できます。
さすがはBlackSharkブランド、技術的に可能な範囲で全てのパーツを最高級のもので揃えてきました。
大容量バッテリーと独特な充電機能
高負荷なゲームプレイを想定するゲーミングスマホには、大容量のバッテリーと高速な充電が必要不可欠。
今回、BlackShark 3では4720mAh、BlackShark 3 Proでは5000mAhの大容量バッテリーを搭載。同様の容量を持つ端末は少なくはありませんが、先代のBlackShark 2における4000mAhと比べると大きく増えていますね。
そして、BlackShark 3シリーズは、最高65Wの超高速充電をサポートします。この値は現状世界最速で、OPPO Reno Ace、Realme X50 Proなどに並びます。これだけの速度があれば、大容量のバッテリーでも不自由なく充電することができそうです。具体的には12分で50%、38分で100%まで充電可能とのこと。
バッテリー周りにはもう一つ、ゲーミングスマホならではの機能が搭載されています。それが、本体背面に専用ケーブルを磁力でくっつけて充電する「背部磁吸充電」機能。
BlackShark 3シリーズでは、18Wで充電することが可能。これなら、ゲームプレイ中に手に持ちながら充電しても、ケーブルが邪魔になりません。
ディスプレイも最高クラス、ただしリフレッシュレートは水準レベル
BlackShark 3では、6.67インチFHD+解像度のOLEDディスプレイを採用。BlackShark 3 Proは、さらに大きな7.1インチの3120 x 1440ディスプレイで、いわゆるQHD+に相当します。
どちらもタッチパネルは270Hzで駆動し、細かな指の動きを正確に感知します。ディスプレイの遅延も、27msと高速です。
一方で、ディスプレイのリフレッシュレートは90Hz。OnePlus 7Tのような一般向け上位機種にも90HzのOLEDディスプレイは搭載されており、珍しい数字ではなくなりました。また、120HzのAMOLEDディスプレイを搭載したライバル機種のROG Phone 2などと比べると、この値は小さいと言わざるを得ません。
ゲーミングスマホとして画面表示を損なわないよう、ノッチやパンチホールなどは見当たらず、上ベゼルの隙間にインカメラを配置しているのは嬉しいポイントです。
その他:専用ボタンあり、カメラ機能はそこそこ
BlackShark 3シリーズでは、快適なゲームプレイのため、専用の物理ボタン「マスターボタン」が本体側面に搭載されています。
主として、シューティングを多用するゲームで活躍が期待できそうです。画像に写っているゲームはPUBG Mobileあたりでしょうか。
ゲーミングスマホに強く求められる部分ではありませんが、カメラも一定水準のものを搭載。最大64MPのトリプルカメラで、120度の超広角レンズなど、最低限の機能は備えています。
価格と発売日
BlackShark 3は既に中国で発売済みで、BlackShark 3 Proも3月10日から発売されるとのこと。将来的なグローバル展開も予定されており、BlackShark 2同様に日本での発売も期待したいところ。
価格は以下の通りです。
BlackShark 3
- 8+128GB - 3499元(約5万4000円)
- 12+128GB - 3799元(約5万9000円)
- 12+256GB - 3999元(約6万2000円)
BlackShark 3 Pro
- 8+256GB - 4699元(約7万3000円)
- 12+256GB - 4999元(約7万7000円)
Source:Weibo,XDADevelopers
あれ、これ意外とよくね?
ノッチでもパンチホールでもないぞ?
mi10よりちょっとお安いし
背面デザインが厨二病なのを我慢すればいけるか?