Samsungが廉価モデルであるGalaxy Aシリーズ約6000万台を来年から中国のウィングテック(聞泰科技)へのODM生産に移行する予定であることをロイターが報じています。
ODM方式とは
ODM(Original Design Manufacturers)は、製品の設計から製造までを委託する生産方式です。XiaomiやLGもこの方式で多くの端末をリリースしています。
Xiaomiは新しいスマートフォン端末を開発するたびに、その供給に苦労しています。 特にXiaomi Mi 9の限定セールを行...
すでに開始しているアウトソーシング
Samsungは2018年11月に自社初となるODM方式によってGalaxy A6sをリリースしました。その後、Galaxy A10s、Galaxy Tab A 8.0 (2019)といった低価格端末をウィングテックへのODM方式で展開してきました。
今回の動きの背景には、中国国内でのシェアの低下を発端とする中国国内最後の自社工場「恵州工場」の閉鎖があります。1992年から稼働していたこの工場では年間約6300万台の端末の生産がされていました。来年から、この台数はそのままODMへ移行することになりそうです。
進出から10年、SAMSUNGはベトナムに生産ラインを移行させました。 SAMSUNGは今年9月をめどに、中国の自社工場、「恵...
オリジナリティを保てるか?
Samusungはフラグシップ端末においてはいまだ高い人気を誇っています。対して、近年メーカーの主戦場となっている低/中価格帯については、ファーウェイやOPPOといった中国勢にコスト面での苦戦を強いられています。
その中で、今回の低価格帯端末のODM化は必然的な流れです。しかし開発まで外部へ委託したシリーズにブランドを冠する品質と、Samusungらしさが残るのかは心配な点です。
日本では古くからAndroidスマートフォンを販売し続けているGalaxy。世界的に知名度が高いGalaxyスマートフォンについて様...
Souce: Leuters
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