中華スマホ業界に関しては、今年は個人的にはとても変化の多い、刺激的な1年だったと思います。
「折り畳みスマホ」「5G」「Xiaomiの日本上陸」「米国のHuawei制裁」など、みなさんは2019年を振り返って何を思い浮かべるでしょうか?
ということで、「2019年」現在中国で発表されている中華スマホの中で勝手にランキング化してみました。
目次
第5位:Xiaomi Mi Note 10 6GB+128GB
価格:2,999元(約46,810円)
中国国内では「Mi CC 9 Pro」という名前で販売されているこの機種。「本当に1億800万画素も必要なのか?」という素朴な疑問も生まれましたが、単純に発表されたときは「すごい」の一言でしたね。
リーク情報でも度々お目にかかってはいましたが、ここまで早く製品化されるとは、思ってもいませんでした。
世界のカメラ性能
「もはやこれはスマホではない。」そう言っても過言ではないでしょう。
まさかないとは思いますが、ピースした写真から指紋が調べられたりして、、、手軽に高画質な写真が撮れる反面、少し怖いと感じるのは私だけでしょうか。
スペックはミドルクラス
SoCには、Snapdragonn730Gを採用。普段使いには問題無く快適に使えますが、果たしてこのスペックで「従来の写真と同じような処理速度で1億800万画素の写真が処理ができるのだろうかか」というのが不安点の一つです。
最近のスマホでは「あたりまえ」になりつつある、有機ELディスプレイを搭載。指紋認証も画面内で完結。バッテリーも5260mAhと大容量かつ、30Wの急速充電に対応しているというのは、非常にありがたいですね。
ディスプレイ下部のベゼルもかなり細くなっており、「ベゼルがダサい」というのはあまり感じないでしょう。実際に本機種発表の際にも、Huawei P30 Proが4mmなのに対し、Xiaomi Mi CC9 Proは3.34mmだ、と比較していました。
カメラ性能は頭ひとつ抜きん出ているものの、SoCなどのその他の面であまり魅力を感じられなかったので、5位になりました。
第4位:Huawei Mate 30 Pro 8GB+128GB
価格:5,799元(約90,490円)
ハッキリ言って、ぶっ壊れ気味のカメラ性能。もはや、スマホと呼んでも良いのか。その領域まで達している気がします。とは言ってもHuaweiなので、少し値段は高めな気がしますが、それに見合った性能を十分に発揮しています。
驚異のカメラ性能
画素数だけで見ると、4000万画素ということで少しインパクトに欠けているような気もします。しかし、Huaweiお馴染みの、ライカ製のレンズを搭載しており、流行りの3D TOFレンズも全面背面ともに搭載。そして、まさかの7680pでの撮影も可能だとか。実際私も発表された時は、「0が一つ多いのではないか」と二度見してしまったほどです。
パフォーマンスもばっちり
SoCには、自社製の「Kirin990」を搭載。Huaweiの現行のスマホの中では最高スペックのものになります。Antutuベンチマーク(v8)でも、45万点を叩き出しています。一部のSnapdragon855+搭載機と比べると見劣りする気もしますが、普段使いをする分には大半の方がオーバースペックでしょう。
デザインも良い
洗練された特徴的なデザインと、豊富なカラーバリエーション。米国の制裁により、Google Play ストアが標準搭載されていない点が最大のマイナス要因です。
第3位:Lenovo Z5 Pro GT (855 Edition)8GB+128GB
価格:1,898元(約29,600円)
Lenovoと聞くと私はパソコンを思い浮かべます。恐らく中華スマホ好きじゃない方にとっては、「Lenovo=パソコンメーカー」があたりまえだと思います。筆者が使っている最近調子の悪いパソコンも、Lenovo製です。
独特なカメラ
現行のスマホモデルとしてはまだ非常に少ない、本体をスライドさせてカメラをディスプレイ上部から出すというもの。そして、ノッチなしの全画面スマホ。上からカメラが飛び出るポップアップ式のものも非常にロマンがありますが、スライドするタイプも捨てがたいと、筆者は考えます。
本機種以外にも、スライドしてカメラを出す機種は、「Mi MIX3」や、Huaweiの「Honor Magic2」があります。
低価格なのに高パフォーマンス
本体のスペックに関しては、なんと言っても、2万円台で「Snapdragon855」を搭載。8GBのRAMに加え、128GBの大容量ROM。しかも、ノッチをなくしたことで画面占有率が驚異の95.06%を誇ります。
カメラ性能も充実
そして、画面内指紋認証に加え、AMOLEDディスプレイ。カメラ性能も、AI搭載の「2400万画素」と「1600万画素」のデュアルカメラを背面に、4Kの動画撮影までも可能に。気になる前面のカメラも、自撮りをキレイに撮影「1600万画素」と「800万画素」のデュアルカメラを搭載。
ゲームも快適に
ゲーミングPCで培った技術を、スマホにも。快適に、ゲームで遊ぶための工夫された機能が、盛りに盛り沢山です。
少しロマン要素も加味し、「価格」「スペック」面で底上げされ、3位にランクインです。
第2位:vivo iQOO Neo 855+(Racing Edition) 8GB+128GB
価格:2,598元(約40,390円)
3位に引き続き、2位もハイエンドモデルとなりました。
最高のパフォーマンス
一番にお伝えしたいのは、この値段で「Snapdragon855+」を搭載しているということ。Qualcommの現行の製品化されたSoCの中では、最上位のものになります。なので、余裕でAntutuスコア(v8)も50万点越えです。
それに加えて、これでもかとRAMを8GBを搭載。そしてたった200元(約3,100円)の追加でRAMを8GBから12GBに変更可能。
先ほど話した筆者が使っている調子の悪いノートパソコンでさえ、4GBのRAMなのに、、、「大は小を兼ねる」と、よく言いますがこればかりに関しては、本当に必要なのか。少し疑わしいところです。
十分なカメラ性能
カメラの性能に関しては、「手軽に綺麗な写真を撮りたい!」という方には少し物足りないかもしれません。そうは言っても、背面に「120°の広角カメラ(800万画素)」「IMX363のメインカメラ(1200万画素)」に加え、ちゃっかり「深度カメラ」もあるので、この値段でこのスペックなら納得どころか十分満足ですよね。
充実した機能
その他、快適なデュアルWi-Fiや、33Wの急速充電。4500mAhの大容量バッテリーなどなど盛り沢山!もちろんゲーミングスマホならではの機能もたくさん搭載されています。
カラバリは、比較的少ないですが、シンプルなデザインと高性能さが順位をグッと押し上げました。
「ゲーミングスマホ」や最新の高性能な「ハイエンドモデル」を試したいけどどれが良いのかわからない。という方にはうってつけの一台だと思います。
第1位:Xiaomi Redmi K30 6GB+128GB
価格:1,699元(約26,520円)
まずは、なんといってもこの値段。やばいですよね。Xiaomiさん本気で価格破壊に来ました。利益率5%以上取らないというポリシーが発揮されてますね。
デザインが特に良い!
本当に文字だけでは語り切れないぐらい、ロマンに満ち溢れていると思います。個人的にはデザインがとても刺さったので、かなりのアドバンテージをゲットです。カラバリも豊富ですしね!
そして、凄いのがこの値段で、「120Hz」対応だということ。まさか2万円台で買える時代がこんなに早く来るとは思いもしませんでした。そして、カメラも文句なしの「4眼」「6400万画素」「120°超広角レンズ」の三拍子。
十分な性能
普段使いには十分過ぎる、「Snapdragon730G」を搭載。ちなみに、730Gの「G」はゲーミングのGです。
この値段で急速充電にも対応
バッテリーも勿体ぶらず、 「大容量の4500mAh」を。そして当たり前のように、「27W」の急速充電にも対応。もちろんNFCも。
5G版も存在
ちなみに5G版もあり、そちらも1,999元(31,200円)〜と、恐らく私の知っている5G対応機種の中では2位を大きく引き離して最安値になってます。(ちなみに、5G版はSoCがSD 730Gではなく、SD 765Gとなっております。)
もし、私が買うとすれば、5G版ですね!笑(4G版を1位にしておいて、すいません笑)
いや〜、ここまで来れば言うことなしですよね。Xiaomiさん最高すぎます。Huawei好きですが、流石にこれは浮気してしまいそうですね。Mate30と結構デザイン似てますし、、、(これより高くP30Liteを買ったと思うと、、、少し後悔しちゃいますね。)
「価格」「スペック」「デザイン」どの点においても文句なしということで、見事映えある1位を飾りました。
さいごに
最後までご覧いただきありがとうございます。「2019年中華スマホおすすめランキングTOP5」いかがでしたでしょうか?
OnePlus 7T、ZenFone 6、UMIDIGI Xなども紹介したかったのですが、惜しくもランクインを果たせませんでした。
当然ながら、みなさんの使用用途や使用環境などによって、「自分にとってのおすすめスマホ」は変わって来ると思います。
ぜひ、コメントにて「自分にとっての1位」を教えて頂きたいです。
それでは!来年も良いスマホライフを!
先に5G版買っても、今後日本の5Gサービスに対応できるんだろうか?