2月13日に中国で発表されたXiaomiの最新モデル、Xiaomi Mi 10シリーズの売れ行きは意外と好調なようです。
Mi 10/Mi 10 Proの販売・予約台数は2月時点でおよそ49万台と試算されています。これは、Appleが2月に中国で販売したスマートフォン全ての台数と近い値です。Mi 10は最新の端末で、かつAppleも中国では押され気味とは言え、たった一つの端末で大手メーカー1社分の売上に肉薄するというのは良い記録と言えます。
【新型コロナウイルス】中国のスマホ販売台数は大幅減
ただ、これでも各社のスマホの売上は例年と比べれば圧倒的に不調です。続く値上がり傾向に加え、新型コロナウイルスの流行は実店舗販売を大きく落としました。
中国情報通信研究院(CAICT)の統計によると、2月に中国で販売されたスマホは634万台で、前年同期の1.400万台と比べて54.7%も減少しています。CAICTが統計を取りはじめた2012年以降で最も低い水準にあるといいます。
好調なXiaomiの業績。低価格路線が要因か
なぜ、この逆境の中でMi 10は良い実績を作ることが出来たのでしょうか。韓国ではGalaxy S20の初日販売台数が7万台と、S10の14万台と比べ半減しました。Galaxy S20の不調に際し、指摘されたのがその価格です。Galaxy S20シリーズは、現在最も低価格なS20でも約10万円からと、従来の上位機種並の価格設定です。
現在既に発表されている他メーカーの最安モデルスマホも10万円前後と、非常に高価格化が進んでいます。ここで低価格をウリにするXiaomiの端末が人気となったのは、必然と言えるでしょう。発売当初はXiaomiらしくない高価格で低評価が多かったものの、それでもMi 10は定価約8万円と、他メーカーの最安モデルと大きな差があります。
スマホの高価格化が進むであろう今後、お手頃価格のXiaomiはさらなる人気を獲得するかもしれません。
Source:IT之家
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