GoogleはPixelシリーズとGalaxyシリーズの一部機種でNearby Sharingをリリースしたと発表しました。Google公式ブログ上では、具体的にどの機種であるかは明らかにしていません。
Android版「AirDrop」であるNearby Sharingですが、Andorid端末では6月ベータテストが開始されていました。
Pixel機もしくはGalaxy機がお手元にあれば
お手元にPixel機もしくはGalaxy機があれば、Androidヘルプにある手順でNearby Sharing機能が使えるか、確認することが可能です。
Googleは、将来的にはAndroid 6.0以上の端末の原則全てでNearby Sharing機能を使えるようにするようです。
Windows版PCのNearby Sharing機能もテスト開始
GoogleはNearby Sharingを、Androidスマホ/タブレットだけでなく、PCにも拡げようとしています。GoogleのブラウザChromeは、PC上においても約70%のシェアを獲得しています。Chromeの一機能としてNearby Sharingを実装する方針のようです。
既にWindow端末でもテストが行われおり、以下の手順でテストに参加できます。
Nearby Sharingのテストに必要なもの
- Bluetooth対応のWindows端末(Chrome CanaryかChrome Devを実装したもの)
- Nearby Sharing対応のAndroidかChrome Book
今回はChrome Canaryで手順を説明します。Devも基本的に操作は同じです。
Chrome Canaryは、ベータ機能が利用できるGoogle Chromeのデベロッパー向けビルドです。動作が不安定な場合があるため、メインブラウザとしての利用は避けたほうが賢明です。
Chrome CanaryのURL欄に「chrome://flags」と入力すると、試験運用版の機能一覧が表示されます。
そして検索欄に「Nearby Sharing」と入力し、リストにある「Default」を「Enabled」に変更。これで設定は完了です。
次にChrome Canaryをリフレッシュし、URLに「chrome://nearby」と入力すると上画像のページが開かれます。この状態でNearby Sharingに対応済みのAndroidまたはChromebookを近づけると利用できるとのこと。
Chrome Canaryのインストールはこちら。一応、上記手順は自己責任でお願いします。
満を持しての正式リリース
GoogleとしてはApple/AirDropに後れをとっていた分野で、満を持しての正式リリースとなりました。サービス対象範囲をAndroid端末でなくPCにも拡げて、先行していたAirDropよりも利便性を高めようとしています。今後のサービス展開に注目ですね。
Source:AndroidCentral, Google公式ブログ
自分のGalaxyのスマホは使えなかった…