Vivoは先日、サムスンとの共同記者会見にて新型スマホ「Vivo X30」を発表しました。5Gに対応し、サムスン製の新型チップセットであるExynos 980を搭載するようです。
前モデルを踏襲するスペック
残念ながら、今回の会見で判明したのはSoCと5Gに対応することのみ。しかしながらリークによって大枠のスペックは判明しており、ディスプレイの仕様やミドルレンジ寄りのスペック、価格帯など前モデルであるVivo X27を踏襲する仕様となるようです。
まず、ディスプレイについては6.5インチでノッチレス。90Hzに対応しています。
カメラは背面が6400万画素+ 800万画素+ 1300万画素+ 200万画素のクアッドカメラ。前面は3200万画素のポップアップ式カメラとなるようです。
4500mAhバッテリー(22.5Wの急速充電に対応)を搭載。
価格は5G対応スマートフォンとしては安い3198元、日本円で約5万円からになるとみられています。
なお発売は来月12月の見込みです。
Exynos 980は世界初の中価格帯向け5G SoC
Vivo X30に搭載されるSoCはSnapdragon 855ではなくExynos 980。9月上旬に発表された世界初となるミドルレンジスマートフォン向け5G対応SoCです。
特徴としては、Snapdraon 855Plusなどと異なり5Gモデムを内蔵していることが挙げられます。
会見によると、VivoはサムスンにExynos 980の開発にあたって得意分野であるカメラのアルゴリズムなどの技術を提供。また、様々な面でのVivo X30への最適化も行い、より良いユーザーエクスペリエンスを実現できたとのこと。
実際のスペックとしてはCPUは8nmプロセスで、2つCortex-A77 CPUコアと6つのCortex-A55コアを搭載。GPUにはKirin 980に搭載されているのと同じMail-G76を採用しており、ミドルレンジSoCという位置づけながらハイエンドクラスと同等の処理性能を誇ります。
画面内インカメだったりしないかなぁ…