TCLの新しいスマホ、TCL 20 5Gのレンダリング画像がリークされました。リーク元は大手リーカーのEvan Blass氏で、「TCL 20 5G」という名称は、それがBluetooth SIGの認証を通過(外部リンク)したことなどから、既に存在することが明らかになっていました。
まずはレンダリング画像を確認
実際のCG画像はディスプレイ面を写したもの、背面を写したものの二枚が並べられており、TCL 20 5Gの外見がシンプルに示されています。ディスプレイ上部の中央にはパンチホールがあり、GalaxyやRedmi Note 9Sを彷彿とさせるデザインです。
背面左上には縦に3眼のカメラが設置されていますが、ただの長方形ではなくカメラバンプは右よりにいくらか余分なスペースを確保しています。これがカメラ周りの何かしらの機構を収納するために必要な空間だったのか、デザイン性を確保するためだけのものなのかはわかりません。Huawei P40 Lite 5Gなどはこれとよく似たデザインをしています。
製品の説明書に記載されているような模式図も公開されました。Type-C端子は下端、イヤホンジャックが上端、ディスプレイ側から見て右側面にはmicroSDカード・SIMカード(nanoSIM?)スロットとGoogleアシスタントボタン(機能は変更が可能であると願いたい)、右側面には音量ボタン、指紋センサーと兼用の電源ボタンが設置されています。背面のカメラはさきほど確認したとおり三眼のようです。
一部スペックも明らかに
Evan Blass氏は、上記二点の画像を公開すると同時にTCL 20 5Gの一部スペックも明らかにしました。
TCL 20 5Gはミドルレンジ級のSoC、Snapdragon 690を搭載し、名称の通り5Gに対応します。このSoCはクアルコムの5GモデムSnapdragon X51を内蔵し、シャープのAQUOS sense5GやOnePlusのOnePlus Nord N10 5Gなどにも搭載されていた製品です。
クアルコムはSnapdragon 690を発表する際に、TCLやシャープを含む数社から同SoC搭載機が発売される予定であることを公表しており、その情報とも一致します。
そのほか、6GBのRAMに128GB / 256GBのストレージの選択肢が用意されているようです。バッテリー容量は4500mAhとのこと。
ディスプレイは6.67インチと今までのTCL製のスマホ4機種全てよりも巨大で、先程確認した中央のパンチホールには8MPのインカメラが搭載されることがわかっています。
世界的なテレビブランドであり傘下にはディスプレイメーカーのCSOTを抱えるTCLのスマホはその高品質なディスプレイが目玉ですが、本機種もそのディスプレイ性能を大きく押し出してくる可能性が高いです。
3つのカメラはそれぞれ48MPメイン、8MP超広角、2MPマクロという一般的な構成です。カメラの配置がTCL 10シリーズの物珍しい横配置から、ありふれた左上の縦並びに変わったことは、賛否が分かれるかもしれません。
国内発売の可能性も高いと言える
テレビ事業で既に日本市場に参入していたTCLは、同社がスマホ事業を始める際にも比較的早く日本市場へ製品を投入しています。現在TCLは現在TCL PLEXとTCL 10 5G、TCL 10 Proとラインナップの内多くを日本国内でも販売するという非常にアグレッシブな日本戦略をとっています。
更に、TCL 20 5Gの型番「T781」は先代機とみられるTCL 10 5G(T790)よりも日本で最初に発売されたTCLのスマホTCL PLEX(T780)に近く、Evan Blass氏は事実上TCL PLEXの後継機と考えたほうがよいと指摘しています。
TCL PLEXは国内初のTCLスマホとして発売され、TCL 10 5Gについても国内で発売された実績があることから、今後もTCLが日本でのスマホ事業を継続するとした場合に新製品である「TCL 20 5G」は外せません。
なお、Evan Blass氏は同機種の発表を「来年初め」と述べており、1月下旬のCES 2021に合わせて発表される可能性が高いとみられています。
Source:Voice
TCLのアプデ期間・頻度ってどう?
イメージ的にはUmidigiとかと同格なんだけど