YouTuberのMarques Brownlee氏が、スマホのカメラで撮影された写真を、機種名を伏せて比較する「ブラインドテスト」を実施しました。
Pixel 7 ProやiPhone 14 Pro、Galaxy S22 Ultraといったハイエンドモデルがエントリーしている中、優勝したのはミッドレンジのPixel 6aでした。
Pixel 6aが並み居るハイエンドを抑えてトップに
Brownlee氏は過去にもスマホカメラのブラインドテストを実施しています。昨年のテストはトーナメント形式での比較でしたが、今年はチェスや囲碁、将棋などで採用されている"イロレーティング"を活用した新しいシステムを導入しています。
エントリーしたモデルは16種類です。各モデルで標準的な明るさ、低照度、そしてポートレートの3種類のカテゴリで写真を撮影します。そして、ユーザーは機種名が分からない状態でランダムに表示された画像の中から、どちらが良いかを選んでいく形式です。
こうして3種類の写真のイロレーティングの平均を取り、最終的な順位を算出します。その結果、3位はZenfone 9、2位はPixel 7 Pro、そして1位はPixel 6aという結果でした。Galaxy S22 Ultraは5位、iPhone 14 Proは7位につけています。
Pixel 6aは標準的な明るさで3位、低照度とポートレートでは2位でした。1位になったカテゴリこそなかったものの、全体的なバランスの良さでトータル1位を獲得しています。
1ドルあたりの投票数でもiPhone SE(2022)、Realme 10 Pro+を抑えてPixel 6aが1位です。
今回の結果から「標準的な明るさでの順位が高い機種ほど、トータルの順位も高い」ことが判明しています。例えばOPPO Find X5 Proはポートレートで16機種中15位と低迷しましたが、標準的な明るさでは1位でした。そのため、トータルではZenfone 9に次ぐ4位につけています。
Brownlee氏は「ほとんどの人にとっては低照度やポートレートよりも、標準的な明るさでの写真の出来が重要である」と分析しています。
ちなみに、今回のテストでトータル順位が最も低かったのはXperia 1 IVでした。
Brownlee氏は今回のテスト結果を次のように振り返っています。
- 1つのカテゴリで優れていても、他のカテゴリで優れているとは限らない
- 2022年にスマホカメラとして最もコスパが良いのはPixel 6aとRealme 10 Pro+
- 基本は明るい写真が勝つが、明るすぎても順位が下がる
今回のテストの詳しい結果については、Brownlee氏の動画でチェックできます。
Source: YouTube, Via: GIZMOCHINA
過剰なカメラ重視はデザインの不細工化とトレードオフだからな。
所有する喜びは激減だわ。