Lenovo Legionに続き、ASUSのゲーミングブランド「ROG」がROG Phone 3、3 Strix Editionを発表。6000mAhバッテリーや光る背面のロゴなど前モデルと変わらない点もありますが、144Hzリフレッシュレートに対応するなど着実に進化を遂げています。
目次
ROG Phone 3とROG Phone 3 Strix Editionの2種類が存在
今回のROG Phoneでは、ROG Phone 3とROG Phone 3 Strix Editionの2種類が存在し、それらの違いはSoCとRAMストレージ構成のみで他のスペックは同じです。
- Snapdragon 865(3 Strix)/865+(3)
- 8GB LPDDR5 RAM + 256GB UFS3.1 ROM(3 Strix)/~16GB LPDDR5 RAM + ~512GB UFS3.1 ROM(3)
- 6.59インチFHD+(19.5:9)AMOLEDディスプレイ
- 144Hzリフレッシュレート・270Hzタッチサンプリングレート
- Corning Gorilla Glass 6
- 最高輝度1000 nits
- 6000mAhバッテリー搭載、30W独自/USB-PD充電対応
- リアカメラ:64MPメイン(IMX686 f/1,8 1/1.7)+13MP超広角(125° f/2.4)+5MPマクロ(f/2.0) 8K30FPS、4K30/60FPS(メイン)、4K30FPS(超広角)、4K120FPSスロモ、4Kタイムラプス
- インカメラ:24MP(f/2.0)
- ウルトラソニックセンサー
- デュアルステレオフロントスピーカー
- 画面内指紋認証
- USB Type-Cポート×2(横USB 3.1 GEN2、下部USB 2.0)
- ROG UI/ZenUI(Android 10)選択可能
Lenovo Legion Duelと同様にROG Phone 3も最新のSnapdragon 865+を搭載。そして、前モデルと同じ6000mAhの大容量バッテリーや、144Hzリフレッシュレートなど最高峰のスペックを備え隙はないと思いきや、なんとイヤホンジャック非搭載。
後述のアクセサリーでイヤホンジャックを追加するものがありますが、多くのゲーミングスマホが搭載している中、イヤホンジャックがないというのはいかがなものでしょうか。
柔軟なリフレッシュレート切替が可能なディスプレイ
前モデルでの最高リフレッシュレートは120Hzでしたが、今回は現状最高の144Hzに対応。60Hz、90Hz、120Hz、144Hzの中から好きなリフレッシュレートに設定することが可能です。
またゲーミングにおいてリフレッシュレートと同じく重要となってくるタッチサンプリングレートは、270HzとLenovo Legion Duelの240Hzよりも高いものに。さらにHDR10+に対応し、Gorilla Glass 6であったりとディスプレイにおいてはまさに隙なしと言えるでしょう。
ショルダーボタンがさらに便利に
ショルダーボタンは前モデルにもありましたが、今回はショルダーボタンでできることが増えさらに便利に。
今までのように左右それぞれ1つのボタンとして使うことはもちろん、左右それぞれ2つのボタン、計4つのボタンとして使えたり、さらには端末をシェイクすることで操作入力が可能。
ゲーミングスマホとしては悪くないカメラ構成
ゲーミングスマホにおいてカメラ性能はあまり重要ではありませんが、ROG Phone 3ではSONYのIMX686を採用していたり、13MPの超広角を備えていたりと通常の使用では十分な構成。
5MPのマクロレンズが果たして本当に必要なのかは疑問ですが、ゲーミングスマホとしては十分なカメラ性能と言えるでしょう。
様々なゲームがROG Phone 3で高リフレッシュレートに対応
全ての昨今のゲーミングスマホにおいて言えることですが、自分が遊ぶゲームがそもそも高リフレッシュレートに対応していなければ、高リフレッシュレートの意味があまりありません。
その点について、xdadevelopersがROG Phone 3での高リフレッシュレートに対応するゲーム、なんと370タイトル以上の一覧を公開しています。今回は、その中から馴染みのありそうなタイトルをピックアップ。
144FPS
- Final Fantasy XV Pocket Edition
- Minecraft
- Real Racing 3
- Temple Run 2
120FPS
- BanG Dream!
- Minecraft Earth
- Pixel Gun 3D
- Pokémon GO
- シャドウバース (Shadowverse)
90FPS
- Clash of Kings
- Cytus
- あんさんぶるスターズ!!Basic
- アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ
- アズールレーン
- ドラゴンボールZ ドッカンバトル
- ラストクラウディア
- ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS
- 少女前線 Girls’ Frontline
- 文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚
- 第五人格
また、Google Stadia Proの3ヶ月無料お試しがついてくるとのこと。
バッテリーを長持ちさせる機能も
ROG Phone 3は30W急速充電に対応していますが、10Wに制限することが可能となっており、そうすることでバッテリーを長持ちさせることができます。
また、充電するバッテリー容量の上限を80%、90%、100%と選ぶことができ、こちらもバッテリーの長持ちに貢献。買い替えるスパンが長い人にとってはありがたい機能です。
アクセサリーも充実
ROG Phoneは初代よりアクセサリーが豊富ですが、ROG Phone 3も例に漏れず。
左上から順に、Lighting Armor Case、AeroActive Cooler 3、Kunai 3 Gamepad、Gaming Clip、Twin View Dock 3、Mobile Desktop Dockとなっており、Twin View Dock 3は2と比べ画面が少し大きくなり144Hzリフレッシュレートに対応。Mobile Desktop Dockはポートの数が増加しています。
また、デュアルステレオフロントスピーカー、イヤホンジャック搭載で144Hzリフレッシュレート対応の15.6インチポータブルゲーミングモニター「Asus ROG Strix XG16」も登場。
7800mAhバッテリーを搭載し、最大3時間の使用が可能となっています。ASUSはトライポッドと一緒に販売することを検討しており、2020年12月あたりに発売となるそうです。価格は不明ですが、既に発売済みの17インチのAsus ROG Strix XG17AHPは495ドル(約5.3万円)、トライポッド付きは599ドル(約6.4万円)となっています。(Source:GIZMOCHINA)
インドでは約7.2万円、ヨーロッパでは約9.9万円から
インド
- ROG Phone 3 (8GB+128GB):49999ルピー(約7.2万円)
- ROG Phone 3 (12GB+256GB):57999ルピー(約8.3万円)
ヨーロッパ
- ROG Phone 3 Strix Edition (8GB+256GB):799ユーロ(約9.9万円)
- ROG Phone 3 (12GB+512GB):999ユーロ(約12.4万円)
- ROG Phone 3 (16GB+512GB):1099ユーロ(約13.6万円)
その価格は最低でも約7.2万円と、同じくSnapdragon 865+搭載のLenovo Legion Duelと比べると少々高いかなといったところ。しかし、Lenovo Legion Duelは中国価格である一方、ROG Phone 3の約7.2万円はインド価格であるため単純に比較できるものではありません。
インドとヨーロッパ以外での販売について今現在情報はありませんが、ROG Phoneは今まで日本発売があったため今回も期待したいところですね。
Source:xdadevelopers
シャドバに120fpsとか意味無くて草