Oppo A5s【海外限定】実機レビュー:この美しさはミルキーウェイ

ライターのSekeyです。

今回は日本未発売モデルのOppo A5sというスマートフォンをレビューします。2019年の春に、Oppo A3sというスマートフォンの後継機として発売された機種です。筆者は6月に発売されたばかりの新色ブルーをチョイスしました。

Oppoのスマートフォンの大きな特徴である美しいデザインの背面パネルは、この機種でもきちんと感じられるようになっています。

購入について

マレーシアへの出張中に、大型ショッピングモール内の携帯電話ショップで購入しました。

携帯電話ショップの店長から「Oppo A5sなら新色のブルーが出た」と言われ、その場で購入。購入したモデルはメモリ3GB・ストレージ32GB版で、価格は日本円で16000円でした。

十年以上スマートフォンの販売をしているという店長はとてもフレンドリーな人で、Oppo製品のよさを語り合いながらとても楽しく買い物ができました。

Oppo N1というフリップ式カメラを搭載した貴重なスマートフォンを見せてもらえたのは良い思い出です。ほかにも、OnePlus 7シリーズの発表会イベントの招待チケットも飾ってあったり、マニアにはたまらないショップでした。

店長からおまけでガラス保護フィルムとGalaxy J8のモック(ディスプレイ用にメーカーが店舗に配るもので実際には動かないダミー品)をもらいました。

化粧箱・付属品

付属品はソフトケースと海外仕様(UK)の充電器、micro USBケーブルです。日本で発売されているOppoのスマートフォンと内容は全く同じでした。

Oppo製品付属のソフトケースのクオリティは変わらず高品質です。日本でも発売されたOppo AX7とサイズ、ボタン類の位置が全く同じのため、使い回すこともできます。

Oppoのスマートフォンでは、スクリーンに保護フィルムが貼ってあります。

Oppo A5sのスペックをチェック

Oppo A5sはマレーシアやフィリピン、インドなどの国で販売されているローエンドモデルのスマートフォンです。チップセットにはHelip P35が採用されています。

基本スペック
ディスプレイ6.2インチ, 720 x 1520, IPSディスプレイ, 271ppi
サイズ155.9 x 75.4 x 8.2mm, 170g
システム
OSAndroid 8.1 (Oreo)
SocMediatek Helio P35
CPUCortex-A53 8コア, 2.3 GHz
メモリ(RAM) 2GB / 3GB / 4GB
ストレージ 32GB / 64GB,  microSD最大256GBまで
カメラ
メインカメラ 13 + 2MP, F値/2.2, デュアルカメラ
前面カメラ 8MP, F値/2.0
センサ類 指紋認証センサ, 加速度センサ, 近接センサ, コンパス, 顔認証ロック
機能防水 非対応, イヤホンジャック あり
バッテリーmicroUSB 2.0, USB On-The-Go, 4230mAh

本体のデザイン

Oppo A5sのデザイン性の高さは、青い背面パネルを見て店長と二人で「おーキレイだ」と思わず声に出してしまうほど。

正面から見るとブルーですが、光の当たる角度から見ると、パープルのグラデーションが出現するのが特徴です。(スマートフォンのカメラでは上手に写せませんでした)

Oppo A5sではブラックとレッド、ブルーの三色から選ぶことができます。ブラックとレッドの実機も確認しましたが、背面はプラスチック感が強い無地のデザインでした。Oppo A5sの旧型モデルである、Oppo A3sと同じ安っぽさを感じました。

ショップの店長は、「ブラックとレッドでも値段は変わらないのだから、ブルーを選んだほうがお得感はあるだろう」とコメントしていました。

ソフトウェア・アプリ

2019年8月時点で、Color OSの最新バージョンは6ですが、Oppo A5sにはColor OS 5.2が搭載されていました。グローバルモデルのため、言語設定は日本語を選択することも可能です。

Color OSはAndroidベースのものですが、デザインやジェスチャー操作は最新のiOSに似ているところも多いのが特徴です。Color OS 5.2はまだまだ改善されるべき点が多いと感じています。(6で一部改善されました。)

iPhoneユーザーにとっては、はじめてのAndroidスマートフォンでも使いやすいと感じられるでしょう。

カメラ性能

Oppo A5sの背面にはデュアルカメラが搭載されています。1万6000円という価格でデュアルカメラが搭載されているのは嬉しいポイントです。

Oppo A5sで実際に撮影したサンプルショットを掲載します。今回のサンプルショットは出張先のマレーシアで撮影しました。観光地を離れるとローカル感がとても強い街です。

Oppo A5sで撮影

realme Xで撮影

下のrealme Xで撮影した写真と比べると、Oppo A5sでの写真は少し青みがかっていることが分かります。実際の風景に近いのはrealme Xでした。しかし、どちらも解像度の点では互角です。カメラに詳しくない一般人であれば、昼間の撮影で二つの機種のカメラ性能に大きな差は感じないでしょう。

Oppo A5sで撮影

スピーカー・音質

スピーカーは通常のOppoの機種と同様、本体下部分に搭載されています。スピーカーと充電端子(micro USB)に並んで、3.5mmイヤホンジャックも配置されていました。

YouTubeの視聴や音楽を楽しむ目的であれば、音質は充分なレベルだと感じました。しかし

低価格機種のため高いクオリティは期待しないほうがよいでしょう。

最大音量も平均的なスマートフォンのレベルはあると感じています。目覚ましアラームとして使ったり、音楽を楽しむのにも向いているでしょう。

ボタンの配置

本体の左側面には音量調節ボタンがあります。

そして、右側面には電源ボタンが配置されているOppoのスマートフォンではメジャーなボタン配置になっています。指から押しやすい位置にあり、誰にとっても使いやすいでしょう。

ここがグッド!「その1」ーOppoらしさのある美しいデザイン

Oppo A5sで何が一番気に入ったかと言えば、やはりそのデザインです。

Oppoのスマートフォンの特徴の一つとして、背面パネルの美しいデザインが有名ですが、この機種もOppoらしい美しさを感じられるデザインとなっています。

背面にはラメの光沢がデザインされていますが、星空・宇宙を感じさせるような美しさです。ラメの光沢感は、マニアックな例えですが、Oppo F9のStarry PurpleカラーやRedmi note 7に似ています。

しかし、背面パネル自体はガラスではなくプラスチック素材のため、Oppo F9のStarry PurpleカラーやRedmi note 7の背面パネルのような高級感はありません。

ここがグッド!「その2」ー(超?)大型バッテリー

Oppo A5sはOppo A3sというスマートフォンの後継機種となっていますが、Oppo A3sの一番の良さであるバッテリーの大きさもきちんと引き継がれていました。

4230mAhものバッテリー容量があれば、毎日の通学・通勤でバッテリー残量を気にせずにスマートフォンを楽しむことができるはずです。

筆者の生活スタイルの場合、朝の出社から夜の退社までの一日で、60%くらいのバッテリー容量が残っていることが多いです。帰宅後にOppo A5sの充電を忘れてしまっても、次の日の朝は気にせず自宅を出ることができています。

3000mAh台のバッテリーを搭載するスマートフォンと比べると、バッテリーの持ちはまったく違うと感じます。モバイルバッテリーなど、もはや必要ありません。(個人差があります)

ここがちょっとダメ!ーHD画質の液晶

2万円以下のスマートフォンなのでHD液晶でも仕方ないのですが、やはり動画視聴やブラウジングの際に気になってしまうポイントでした。

せっかくバッテリー容量も大きく、ウォータードロップ型のノッチを搭載しているOppo A5sですが、ディスプレイの解像度の低さは少し気になってしまいました。

今後Oppoから、2万円を切る価格でFHDディスプレイを搭載するスマートフォンが登場することを願います。

総合評価

  1. コストパフォーマンス ★★★☆☆「バッテリー重視なら悪くない」
  2. 生体認証 ★★★★★「顔認証も指紋認証もスピードは問題なし」
  3. 外観・高級感 ★★★★☆「プラスチックの背面は高級感はないが、背面のラメがとてもキレイ」
  4. カメラ ★★★☆☆「値段相応のレベル」
  5. 操作感 ★★★★☆「最新版のColor OS 6ではなく5だったのが残念」

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Writer

Sekey
アジア市場を中心にレポート

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