先月末にXiaomiがヨーロッパ市場向けに発表した新しいハイコスパスマホ、Xiaomi Mi 10Tの中国市場における販売についての情報が入ってきました。中国版の名称は、主にその名前のみが噂されていた「Redmi K30S」。今までの流れから考えると、少し予想外です。
また、このRedmi K30SはTENNAにも登場しています。
中国移動公式Weiboがうっかりリーク
中国最大のモバイルキャリアである中国移動の公式Weiboは15日、以下のような投稿を行いました。
XiaomiのRedmi K30Sが発表されましたが、みなさんはどう思いますか?
と言いつつも、もちろんRedmi K30Sなどという端末は未だ発表されていません。Xiaomi及び中国移動が中国国内での「Redmi K30S」の発売に向け準備を進めているところなのでしょう。中国移動はこの後該当のWeiboを削除したようですが、すぐにそのスクリーンショットがインターネット上に拡散されました。
添付された写真にあるのは、どうやらヨーロッパ版のMi 10Tと同じ端末のようです。あいにくスクリーンショットの解像度が荒く、64MPカメラを搭載したMi 10Tなのか、108MPカメラを搭載した上位モデルのMi 10T Proなのかはわかりません。ただし、写真の端末に映っているグラフィックは、基本的にはMi 10Tの販促用に使われていたものです。
ネーミングの観点からも、Redmi K30S = Mi 10Tと考えるのが妥当でしょう(K30S = 10T Proではおかしい)。
なお、TENNAにもRedmi K30Sが登場しています。中国移動が投稿した画像とはほぼ一致します。
どんなスマホになる?
XiaomiのMi Tシリーズ及びRedmi Kシリーズのネーミングから考えると、今回の命名は少しだけ予想外です。今までの各シリーズの名称は以下のようになっています。
国際版 | 中国版 |
Mi 9T / Mi 9T Pro | Redmi K20 / Redmi K20 Pro |
国際版なし(一部ではPoco F2として発売) | Redmi K30 / Redmi K30 Pro |
Mi 10T / Mi 10T Pro | Redmi K30S / Redmi K30S Pro(?) |
今まではナンバリングが更新されるたび、Redmi Kシリーズの新世代として扱われていましたが、Mi 10Tの中国版は何故か「Redmi K30シリーズの小規模アップグレード版」のような扱いになっています。(ネーミングの上では)
噂では、Xiaomiは中国市場に向けたRedmi K30Sの発表を10月末から11月上旬にかけて開催すると言われています。11月11日に控える中国最大の独身の日ビッグセールに備え、Xiaomiはハイコスパ機になるとみられるRedmi K30Sで勝負を仕掛ける可能性が高いです。
現在、中国版のRedmi K30Sの価格についての情報は出てきていませんが、ヨーロッパ版の499ユーロ(約6万2000円)、人民元換算でおよそ3900元という価格と同等か、もしくは少し下回る程度になるのではないでしょうか。
うっかりでもなんでも無くないか()