NextRiftというウェブサイトがPixel 4 XLの試験版と見られる端末を入手し、内部から吸い出したいくつかのファイルを9to5Googleに提供しました。中には新しい注目度の高いGoogleカメラアプリはもちろん、Googleレコーダー、Pixelランチャー、Pixelテーマ、Pixelライブ壁紙などが含まれていたそうです。
今回はこの中から、ライブ壁紙についての情報をお伝えしようと思います。
9to5Googleは手元のAndroid端末で実際にライブ壁紙を動作させ、いくつかのレビューを報告しました。
Pixel 4のライブ壁紙は全9種で構成され、そのうち6つは端末をダークモードに設定したときに自動で暗い配色に切り替わるということです。普通はライトな壁紙とダークな壁紙、それぞれが別の壁紙として用意されるでしょうから、壁紙がOSの設定に自動で追従してくれるのはとても良いシステムだと思います。
9to5Googleは入手した9種の壁紙全てのスクリーンショットを公開していますので、順番に見ていきましょう。
まず1つ目の壁紙は「Doodle」という名前。Doodleといえば、祝日や記念日にGoogleトップページのロゴマークが行事に合わせてデコレーションされたGoogleロゴにすり替えられるというオマケ機能として有名です。
この壁紙はPixel 4初回起動時の標準壁紙なので、今までのリークでもこれと同じものが何度も登場してきました。
設定画面ではDoodleの中でさらに4種の配色テーマを選ぶことが出来ます。それに加えてシステムのカラーテーマ(ライト・ダーク)も適用されるので、組み合わせはこれだけでも8通りです。
配色とは別に「Do it yourself(自分で実行)」というスイッチがありますが、現時点では機能がよくわからないとのことです。
Tap, drag, fling! This wallpaper is yours to create. Tap customize to explore and start fresh.
タップ、ドラッグ、フリング!この壁紙はあなたのものです。「カスタマイズ」をタップして、探検し、新たに作り変えましょう。
2つめのライブ壁紙は「コンパス」というもの。このコンパスは製図道具ではなく方位磁針の意味で、Locationの部分を設定することで壁紙の針が設定した座標を常時指し示すようになっています。個人的にはなかなか面白いアイデアだと思いますが、どうでしょうか?
もちろん配色テーマも多く用意されています。
Pick a location, and let the compass show you the way
場所を選んで、コンパスに方向を教えてもらいましょう。
3つ目は「Sights From The Sun(太陽からの眺め)」。地球の周りを月が公転しているシンプルなシミュレーションを見ることが出来ます。カスタマイズでは公転のスピードや眺めている惑星を地球以外に変更することが出来るようになっています。
一応、システムのカラーテーマも適用されますが、宇宙の背景が暗いのであまり代わり映えがありませんね。
Follow along the dance of the planets and moons, from the best seat there is: the center of the Solar System.
太陽系の中心、特等席から惑星と衛星の踊りを追いかけよう。
ここまでの2つは、デザインが美しいだけでなくある程度の情報も持ったものでしたが、ここから下の3つは本当にシンプルなライブ壁紙です。3つはどれも「Garden」というひとつのシリーズになっていて、ハンガリーのアーティストAnna Kövecses氏とのコラボ作品となっています。
「Leafy」
Take a moment to rest and enjoy these rustling leaves.
しばらく休んで、葉っぱの擦れ合うカサカサ音を楽しみましょう。
「Rocky」
This rocking wallpaper is delicately balanced. Don’t knock it over!
この岩の壁紙は上手くバランスが取れています。倒さないで!
「Prickly」
Get closer to help this prickly wallpaper bloom!
近づいていって、この厄介な壁紙が開花するのを助けてあげよう。
ここまでで壁紙は全6種。Googleは残り3つにリアルの写真を追加しました。
右からそれぞれオーストラリアのウルル(エアーズロック)、サウジアラビアのタルート湾、スイスのピラトゥス山です。
どれも非常に美しい風景を、ライブ壁紙でダイナミックに動かしてくれるようです。
9to5GoogleのYouTubeチャンネルでは、少しだけ動作させたシーンを含む動画が観られます。XDADevelopersではライブ壁紙のAPKファイルを入手することが出来ます。
Source:9to5Google
OneUIだとカスタマイズされたapkでもちゃんとダークモード反映されるから嬉しいねこれ。
惑星が意外といい感じだった。