今年のHuawei PシリーズのProモデルもまた、ソニー特製Huawei限定のイメージセンサーを搭載するようです。
中国メディア快科技は、Huawei P40 Proのイメージセンサーについての新情報を公開。P40 Proのイメージセンサーはソニー製の1/1.33インチ・52MPのもので、Quad-Quad Bayer技術を使用しているということです。
1/1.33インチといえば、Xiaomiとサムスンの共同開発による1億画素センサー、「ISOCELL Bright HMX」でも採用されたスマホにしては大型のセンサーサイズです。それだけに多くの光を取り込み、美しいディテールを描画できるようになるでしょう。
Huaweiとソニーは毎年、Huaweiの端末に向けた特別なイメージセンサを共同開発しています。去年のP30 Proでは、通常RGGB(赤・緑・青)の三原色を取り込むイメージセンサーの受光器部分をRYYB(赤・黄・青)型に置き換え、大きな話題となりました。P40 ProでもRYYBセンサーの部分は受け継がれるのではないでしょうか。
Quad-Quad Bayerとは
さて、そんなHuaweiとソニーから、今回採用される新技術が「Quad-Quad Bayer」です。従来のQuad Bayerは、隣接する4画素分のセンサーを一色として扱うことで、ノイズを軽減した撮影ができるようになるというもの。明るい環境下では、この4画素を実際に別々の4画素として扱い、4倍の解像度を実現します。
つまり、今回のQuad-Quad Bayerでは、隣接する16画素を一色として扱います。暗所では5200万の画素が16分の1に減り、およそ325万画素となります。かなり少なく感じますが、実際これでも1080p動画の撮影には十分。3:2のセンサーに入ってきた映像を16:9までクロップすると考えてもです。P40 Proでは、さらなる暗所性能の強化が期待されます。
ズームは光学10倍の世界へ
画像はリークされたレンダリング画像
P30 Proでは、端末の内部で光を反射させ、厚みを変えることなく何重ものレンズを通す「ペリスコープレンズ」で光学5倍のズームを実現しました。
P40 Proでは、端末内部でさらにもう一度反射させるデュアルペリスコープによって、光学10倍のズームを実現させると言われています。解像感を落とすことなく10倍までのズーム撮影ができるようになれば、さらに撮影の幅が広がるでしょう。
Huawei P40 Proは、3月に発表される見込みです。
ソニーはそのセンサーを自社のXperiaに組み込めばいいのに(´・ω・`)