OPPO Reno、NokiaのOZOオーディオを採用。動画を3D立体音響で記録

Nokiaは2019年第1四半期の財務報告において、同社のOZO AudioがOPPO Renoに採用されたことを明らかにしました。OZO Audioは既に閉鎖されたNokiaのOZO VRに付随する技術で、音を360°立体的に記録するバイノーラル録音の一種です。

OZO Audioは対応デバイスで空間に忠実な音を再現する「Audio 3D」や邪魔な背景ノイズを除去する「Audio Focus」、ねらった音だけを増幅する「Audio Zoom」、風の音を識別、調整する「Audio Windscreen」といった機能を備えています。3D録音されたデータはツールを使って編集することも可能です。

OZO Audioを採用することによって、OPPO Renoで記録した動画では、カメラの向きを変える際の音の聴こえ方がより自然になったり、ステレオ録音では聞こえづらい背面の音も鮮明に聞こえるなど、その場にいるかのような臨場感を再現できます。

次にあげる動画はNokia 8のOZO Audioで記録された動画のサンプルですが、通常のステレオ録音との比較もあるため、音の聴こえ方の違いが判りやすいと思います。

Nokia 8 with Nokia OZO Audio – Experience the Difference

OZO Audioに対応する機種についてですが、すべてのOPPO Renoなのか、あるいは10倍ズームに対応したOppo Reno 10x zoomだけなのかは不明です。OPPO Renoには5G版など多数の機種が存在するため、どの機種がOZO Audio対応なのかは、注意が必要です。

NokiaはOZO Audioに関して「私たちはみなストーリーテラーである」としており、ユーザー作成コンテンツの強力なツールであるとアピールしています。OPPO Renoは、豊かな映像だけでなく、音もそのままに記録しておきたいという方にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

価格は、Oppo Renoの最小構成モデルは2999元(約50000円)、Oppo Reno 10x zoomの最小構成モデルは3999元(約66000円)となっています。発売は5月の予定です。

Source:Nokiamob.net, Nokia

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