OPPOが独自Socを開発していることを公式に認めました。
OPPOの社長、リュー・ボー氏は「Socの開発に取り組み、この技術を成長の原動力にする必要がある」と6月上旬に行われた中国のメディアCaixinとのインタビューで述べたようです。
独自Socへの本気度は高い
OPPOは2019年以降、Qualcomm、MediaTekなどの主要Socメーカーからエンジニアや幹部を採用しており、OPPOの独自Socへの本気度が伺えます。また、「OPPO M1」というチップの商標を申請していることがリーク情報で明らかになっています。
独自Socを開発中であることを公表したOPPO。同じBBKグループのスマホメーカー、vivoもSocの開発が噂されています。GoogleもPixelシリーズやChromebook用のSocを開発中との噂です。また、Xiaomiは何年も前から独自Soc開発に取り組んでいますが、大きな成果は出ていません。
噂が出ている会社の中ではGoogleが、サムスンの協力を得て2021年発売のPixelシリーズから独自Socを搭載する可能性があるようです。Googleの場合、サムスンにかなり頼った形でのSoc開発になりそうです。
米中貿易摩擦との関係は不明
OPPO等の中華スマホメーカーの独自Soc開発方針と、米中貿易摩擦が関係しているかは不明です。HuaweiはKirinシリーズをTSMCに委託していましたが、取引停止リスクに直面してむしろ苦境に陥っています。独自Socを開発したからアメリカ制裁リスクを軽減できるとは限りません。
OPPOやvivoは、Googleと同様に、スマホのコストパフォーマンスを上げるために独自Soc開発に取り組んでいるのではないでしょうか。
Source:Caixin
アメリカに睨まれなければいいが
この情勢下だと潰されそう