OPPOのミドルレンジシリーズ最新モデル、OPPO Reno8、Reno8 Pro、Reno8 Pro+が中国にて正式発表。8 ProはSnapdragon 7 Gen 1を初採用し、8 Pro及び8 Pro+は独自NPUのMariSilicon Xを搭載している点が特徴的となっています。
目次
OPPO Reno8
- Dimensity 1300
- 6.43インチFHD+(2,400×1,080p 409PPI)AMOLEDフラットディスプレイ(左上パンチホール)最大輝度800nit
- Gorilla Glass 5
- 90Hzリフレッシュレート・120/180Hzタッチサンプリングレート(通常/最大)
- 8/12GB LPDDR4X RAM+ 128/256GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、80W有線充電、PD(9V/2A)、QC(9V/2A)に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(1/1.55 f/1.8 86°)+2MPモノクロ(1/5 f/2.4 89°)+2MPマクロ(1/5 f/2.4 89°)、最大4K30FPS動画撮影対応、EIS
- インカメラ:32MP(IMX709 1/2.74 f/2.4 85° RGBW)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- NFC
- Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.3
- ColorOS 12.1(Android 12)
- 160.0×73.4×7.67mm、179g
- 充電器付属
無印モデルとなるOPPO Reno8は、先日発表されたOnePlus Nord 2Tに続いて、SoCにDimensity 1300を採用。
冷却面積としては、グラファイトシートが6,640㎟、VC液冷が2,343㎟となっています。
他に特筆すべき点としては、無印モデルでありながら、他2モデル同様80W急速充電に対応している点や、最新SoC採用により、最新規格となるBluetooth 5.3に対応しているといったところ。
また、前モデルReno7(中国版)ではUFS 2.1であったストレージ規格は、今回UFS 3.1となっています。
デザインにおいては、今回発表された3機種ともに、カメラモジュールがGalaxy S21 Ultraのようにフレームに繋がったものに。一方で、同モジュールの背面との境はOPPO Find X3などのように、75°の弧を描いたものとなっています。
それ以外に関しては、インカメラのSony IMX709や、90Hzリフレッシュレート対応、Gorilla Glass 5採用、4,500mAhバッテリーなど、前モデルと同じ点が多々見られます。
カメラにおいても、Pro、Pro+が搭載しているMariSilicon Xは非搭載、リアカメラ構成も50MPメイン以外の2つは2MPモノクロ、2MPマクロと、Proモデルらと比較してもやや印象の弱いモデルであると言えるでしょう。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/28A/34/38/39/40/41
- 5G : n1/3/5/8/28A/41/77/78
約4.8万円から
カラーは夜游黑(ブラック)、晴空蓝(水色グラデーション)、微醺(ピンク/オレンジグラデーション)の3色展開。予約受け付けは既に開始されており、現地時間6月1日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+128GB 2,499元(約4.8万円)
- 8GB+256GB 2,699元(約5.2万円)
- 12GB+256GB 2,999元(約5.8万円)
OPPO Reno8 Pro
- Snapdragon 7 Gen 1
- MariSilicon X
- 6.62インチFHD+(2,400×1,080p 397PPI)E4 AMOLEDフラットディスプレイ(左上パンチホール)最大輝度1,300nit
- Gorilla Glass 5
- 120Hzリフレッシュレート・120/360Hzタッチサンプリングレート(通常/最大)
- 8/12GB LPDDR4X RAM + 128/256GB UFS2.2 ROM
- 4,500mAhバッテリー、80W有線充電、PD(9V/2A)、QC(9V/2A)に対応(31分で満充電可能)
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX766 1/1.56 f/1.8 86°)+8MP超広角(1/4 f/2.2 120°)+2MPマクロ(1/5 f/2.4 89°)、最大4K30FPS動画撮影対応、EIS
- インカメラ:32MP(IMX709 1/2.74 f/2.4 85° RGBW)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- NFC
- Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.2
- ColorOS 12.1(Android 12)
- 161.0×74.2×7.57mm、188g
- 充電器付属
ProモデルとなるOPPO Reno8 Proは、先日発表されたばかりのSoC、Snapdragon 7 Gen 1を初採用。
冷却面積は、グラファイトシートが5,690㎟、VC液冷は3,174㎟となり、後者は業界で最も薄いものであるとしています。
独自NPUのMariSilicon Xを搭載
また今回Reno8シリーズにおける何よりの特徴の一つと言ってもいいカメラですが、フラッグシップモデルのOPPO Find X5、X5 Proで初搭載となった、OPPO独自のNPU、MariSilicon Xを8 Pro、8 Pro+において搭載。
通常SoC(ISP)のみで画像処理するところ、MariSilicon X搭載のReno8 Pro、8 Pro+では、SoCとMariSilicon X双方を使用して処理しており、4K動画撮影において、下画像の通りHDRが改善され、より鮮明でくっきりとし、夜景においてはより明るい動画の撮影が可能に。
ディスプレイにおいては、これまでRenoシリーズは対応リフレッシュレートは高くとも基本的に90Hzが最高でしたが、Reno8 Pro、8 Pro+では120Hzリフレッシュレートに対応。
またProモデルではE4 AMOLEDを採用しており、今回発表された3機種の中では最大輝度が一番高い1,300nitとなっています。
その他としては、Gorilla Glass 5採用であったりカメラ構成やRAM規格など、やはり無印モデル同様に、前モデル、Reno7 Pro(中国版)と同じ点が見られます。
更に、ストレージ規格に至っては、Reno7 ProがUFS 3.1であったところ、今回はUFS 2.2にスペックダウン。ただ下位モデルのReno8もUFS 3.1を採用しているため、公式サイトの誤表記でないのであれば、Proモデルとしては些か不可解な選択であるとしか言えません。
それに加え、Bluetoothに関しても、Reno8、8 Pro+が最新のBluetooth 5.3に対応しているところ、Reno8 Proは一世代前の5.2に対応。SoCのSnapdragon 7 Gen 1自体は5.3に対応しているため、前述のストレージ規格含めた2点は、気にするユーザーにとっては注意すべき点と言えるでしょう。
対応バンド
- 4G : B1/3/4/5/8/28A/34/38/39/40/41
- 5G : n1/3/5/8/28A/41/77/78
約5.8万円から
カラーは邂逅蓝(水色グラデーション)、夜游黑(ブラック)、微醺(ピンク/オレンジグラデーション)の3色が用意。
予約受け付けは既に開始されており、こちらProモデルのみ、無印とPro+モデルよりも一足遅い、現地時間6月11日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りです。
- 8GB+128GB 2,999元(約5.8万円)
- 8GB+256GB 3,199元(約6.1万円)
- 12GB+256GB 3,499元(約6.7万円)
OPPO Reno8 Pro+
- Dimensity 8100-MAX
- MariSilicon X
- 6.7インチFHD+(2,412×1,080p 394PPI)AMOLEDフラットディスプレイ(中央パンチホール)最大輝度950nit
- Gorilla Glass 5
- 120Hzリフレッシュレート・120/360Hzタッチサンプリングレート(通常/最大)
- 8/12GB LPDDR5 RAM + 256GB UFS3.1 ROM
- 4,500mAhバッテリー、80W有線充電、PD(9V/2A)、QC(9V/2A)に対応
- 画面内指紋認証
- リアカメラ:50MPメイン(IMX766 1/1.56 f/1.8 86°)+8MP超広角(1/4 f/2.2 112°)+2MPマクロ(1/5 f/2.4 89°)、最大4K30FPS動画撮影対応、EIS
- インカメラ:32MP(IMX709 1/2.74 f/2.4 85° RGBW)最大1,080p30FPS動画撮影対応
- NFC
- Wi-Fi 6
- Bluetooth 5.3
- ColorOS 12.1(Android 12)
- 161.2×74.2×7.34mm、183g
- 充電器付属
最上位モデルとなるOPPO Reno8 Pro+では、SoCに、OnePlus Aceなどでも採用されているDimensity 8100-MAXを採用。
冷却性能としては、熱伝導率に優れた特殊なグラファイトシートなどを採用しており、その総冷却面積は32,928㎟とのこと。またMariSilicon X搭載部分には、特別な蓄熱材を採用しているそう。
League of Legends Mobileを5時間、バッテリー残量が3%とギリギリになるまでプレイした際の平均フレームレートは89.99fps、端末最高温度は43.5℃となったとのこと。
主なスペックは、カメラ構成やMariSilicon X搭載、バッテリー周りなどReno8 Proと変わりありませんが、ディスプレイにおいて、ダイヤモンド配列を採用。RGB Delta配列と比べ、文字をよりくっきり表示することが可能としています。
また、今回発表された3機種の中では唯一、中央パンチホールを採用しており、ベゼルは左右が1.48mm、下部が2.37mmと細めに。
画面内指紋認証は、光学式では業界最速の0.2秒でのロック解除が可能とのこと。
厚さはRenoシリーズ最薄の7.34mm
その他Proモデルとの違いとしては、厚さがRenoシリーズ史上最薄の7.34mmとなっている等。
対応バンド
- 4G : B1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/28A/34/38/39/40/41
- 5G : n1/5/8/28A/41/77/78
約7.1万円から
カラーは漫游灰(ホワイト)、暗涌黑(ブラック)、逍遥青(薄水色)の3色展開。予約受け付けは既に開始されており、無印モデル同様の現地時間6月1日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は以下の通りとなっています。
- 8GB+256GB 3,699元(約7.1万円)
- 12GB+256GB 3,999元(約7.7万円)
OPPO Enco Rなどアクセサリー類も
OPPOのTWSイヤホンの新モデル、OPPO Enco Rも同時発表。ちなみに名前の「R」は、Renoシリーズから来ているそうです。
13.4mmドライバー、最大イヤフォン単体4時間、ケース含め20時間のバッテリー持ち、94msレイテンシー、Bluetooth 5.2、ゲームモード、IPX4、タッチ操作対応、イヤフォン重さ3.5g(単体)、Reno8シリーズ機における専用のポップアップアニメーションなどが特徴となっています。
カラーは冰透白(ホワイト)のみとなり、OPPOモール、Tmallでは現地時間5月31日午後8時(日本時間同日午後9時)から、他は6月1日午前10時(日本時間同日午前11時)より販売開始。価格は299元(約5,700円)です。
他にはSuperVOOC 80Wに対応、USB Type-A×1、Type-C×1ポートを備えたカーチャージャーも用意。こちらは通常価格が199元(約3.800円)、期間限定価格は179元(約3,400円)となっています。
また廉価タブレットのOPPO Pad Airも、今回同時発表されています。
Pro+で超広角8MPとか微妙〜