今年4月、Motorolaは久しぶりとなるフラッグシップモデルであるMotorola Edge+、そしてMotorola Edgeと共にプレミアムスマートフォン市場へと復帰を果たしました。
今回、そのMotorola Edgeの名を冠した、Motorola Edge LiteがFCC認証を通過。SoCはMotorola Edgeと同様のようですが、値段次第では売れそうなモデルとなりそうです。
Snapdragon 765と90Hzディスプレイを搭載
気になるそのスペックはこちら。
- Snapdragon 765
- 4/6GB LPDDR4X RAM
- 64/128GB UFS2.1 ROM
- 6.7インチ 2580×1080(21:9)90Hzディスプレイ
- リアカメラ:48MP(Samsung SK5GM1)+16MP+8MP+5MP
- インカメラ:8MP(Samsung S5K4H7)+2MP(深度)
- 画面内指紋認証
- 4800mAhバッテリー搭載、18W TurboPower充電
- NFC、デュアルSIM(国による)、5G NR、4G LTE
ディスプレイですが、Motorola Edge+やEdgeのような所謂ウォーターフォールディスプレイ程カーブはしていないとの噂。そして、付属する充電器は18W対応ですが、端末本体は20W充電に対応との情報も。
その他の特徴としては、Motorola Edge Liteにはアメリカ(Verizon)版と国際版が存在しており、国際版ではGoogle Assistant用のボタンが搭載されているとのこと。カラーはプルシャン(紺色)、サーフィンブルー、アズリー(アジュール?)、ソフトホワイトの4色展開。
当のアメリカ版ではVerizon限定となるからか、RAM 4GBモデルのみの展開かつ、シングルSIMでGoogle Assistantボタンはないらしく、どうやら縛りのある模様です。
Motorola Edgeとの違い
Motorola Edgeの名を冠するのは、Motorola Edge+、Motorola Edge、Motorola Edge Liteの3種類となるわけですが、その中でもとりわけスペックの近いMotorola EdgeとMotorola Edge Lite。分かっている範囲でその違いをまとめてみました。
Edge → Edge Lite
- ディスプレイ:6.7インチ 2340×1080(19.5:9) → 6.7インチ 2520×1080(21:9)
- ROM:128GB UFS2.1 → 64/128GB UFS2.1
- リアカメラ:64MP+16MP+8MP+ToF → 48MP+16MP+8MP+5MP
- インカメラ:25MP → 8MP+2MP
- バッテリー:4500mAh → 4800mAh
- その他:なし → Google Assistantボタン
全体的に見て、主にカメラがスペックダウンしている、といったところでしょうか。一方、バッテリー容量は増えたり、Google Assistantボタンがあったりと、一概にはダウングレードとも言えない点もあります。
価格
肝心なその価格ですが、ヨーロッパの販売サイトに表示されていたとされるのは、6GB+128GBで398.45ユーロ(約4.8万円)。4GB+64GBについての情報はありませんが、RAMとストレージ容量の違いだけであることを考えれば、だいたい4.2万円ほどになるのではないでしょうか。
しかし、Motorola Edgeが599ユーロ(約7.2万円)であることを考えると、同じSoCで約3万円の価格差というのはあまりに大きいように感じます。実際のEdge Liteはもっと高価格、あるいはさらにいろんな点においてスペック、機能等が削られていてもおかしくはないでしょう。
日本でも発売か?
販売国ですが、xdadevelopersによると、アメリカ(Verizon)、日本、ヨーロッパ、中南米、中東と、ほとんどが地域名である中で、日本はアメリカとともに国名が挙がっています。
しかし、Motorolaの日本公式サイトおよび公式Twitterアカウントでは何も触れられていません。これまでもMoto G8 Plusが海外より5ヵ月遅れでの発売であったことを考えると、国内発売はあったとしても先のことになるでしょう。
また国内での販売価格ですが、Moto G8 Plusにおいても他国と比べ高かったため、Motorola Edge Liteも海外よりも高くなる可能性は否定できません。スペックはミドルレンジ機として悪くないため、価格設定さえ間違えなけばなかなかに売れる機種となるのではないでしょうか。
Source:xdadevelopers
Reno3 5Gに勝てない気がする