中国スマホメーカーXiaomiから、新ラインナップ「Xiaomi Mi 10Tシリーズ」の発表が近づいてきています。同社は発表会の日程を30日14時(日本時間21時)からと予告しており、既にMi 10T、Mi 10T Pro、そしてMi 10T Liteの3機種についていくつかのリーク情報が流出しています。
注目のXiaomi Mi 10Tシリーズのリーク情報を、発売前に一気におさらいしてしまいましょう!
目次
そもそもMi Tシリーズってなんだっけ?
Mi 10Tシリーズの先代機となるのは、昨年発売されたMi 9Tシリーズです。
Mi 9Tシリーズは、Xiaomiから「Mi T」の名を冠して初めて発売された製品群で、その一番の特徴は価格対性能のコストパフォーマンスの高さ。
基本的に他社と比べて安価な価格設定をウリとするXiaomiの中でも特にコスパに特化した製品に、インドで発売されたPoco F1というスマートフォンがありました。Mi 9T Proの中国におけるバリアントであるRedmi K20 Proは、当時その安さから「インドではこれがPoco F2として発売されるのではないか?」と言われたほどでした。(※結局、Poco F2 Proがその後Redmi K30 Proをベースとして発売されました)
中国版のRedmi Kシリーズは今まで2シリーズがリリースされましたが、グローバル版のMi Tシリーズは今回のMi 10Tシリーズでようやく2つめです。
ぜひとも、価格に期待したいところ。
全3機種のリーク情報まとめ
Mi 10Tシリーズは、かねてより噂されていたXiaomi製スマホ、コードネーム「Gauguin」ファミリーのことであると見られており、当然全機種5G対応、そして中国では今まで通りRedmi K40シリーズとして発売される可能性が高いです。
なお、Mi 10T / Mi 10T Proと比べ、Mi 10T Liteに関しての情報は少なめです。
Mi 10T - ハイエンドな標準モデル
3つの製品の中でスペック面、そしておそらく価格面でもちょうど2番目、中くらいの位置にあるのが標準モデルのMi 10Tです。コードネームGauguin、型番M2007J3SYとしても知られています。
SoCにはハイエンドチップのSnapdragon 865を採用し、6.67インチのディスプレイは有機ELではなくIPS液晶であるものの、144Hzの高駆動です。90Hz、120Hzの高駆動ディスプレイは最近のトレンドのひとつですが、144Hzものリフレッシュレートを確保した製品はそのほとんどがゲーミングスマホであることからもわかるように、それほど多くはありません。
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非常に高解像度なレンダリング画像がリークされています。
スペック表でカメラは64MPメインカメラ、13MP超広角、5MPマクロのトリプル構成とされています。レンダリング画像を見てみるとフラッシュの穴を考慮した上でも明らかにクアッドに見えるカメラバンプですが、よく拡大してみると・・・。
フラッシュのちょうど真上にあるのは、ダミーのようです。(何なんだこのデザイン・・・)
カメラはやはり64MPトリプルで間違いなさそうですね。
現在、価格は499ユーロ(約6万円)であるとするリークが有力となっています。妥当な値段ですが、Mi Tシリーズらしい安さではないような気もします。
And the vanilla Mi 10T 5G (1/2) pic.twitter.com/KghCfDUAoI
— Sudhanshu (@Sudhanshu1414) September 27, 2020
Mi 10T Pro - 108MPカメラを搭載した強化版最上位モデル
Mi 10T Proは先程のMi 10Tの強化版であり、3つの製品の中で最上位にあるモデルです。一番の目玉は108MPの超高解像度カメラですが、Mi 10Tとの違いは意外と多くありません。コードネームGauguin Pro、型番M2007J3SGとしても知られています。
SoCやディスプレイのスペックが同じだけでなく、端末の寸法までもがコンマ1ミリ単位で同一です。メモリについては、上位モデルらしく8+256GBのバリエーションがひとつ増やされています。
カメラは、メインカメラ解像度が64MPから108MPに増加したことが中心です。また、Mi 10Tには無かった光学式手ブレ補正(OIS)もProモデルには搭載れているようです。これでいて重量は1グラムも変わらず。OIS、そこそこかさばりそうなんですけどね。
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結局こちらもカメラはひとつダミーです。また、カラーバリエーションにはMi 10Tに無かったシルバーが追加されています。
価格は当初著名リーカーのIce Universe氏により699ユーロ(約8万6000円)とリークされましたが、現在では8GB+128GBのベースモデル550ユーロ(約6万6000円)とするリークが有力となっています。
Here are some official high res. press renders of Mi 10T Pro 5G from all possible angles in black color (1/2) pic.twitter.com/HM61h72dq3
— Sudhanshu (@Sudhanshu1414) September 27, 2020
Mi 10T Lite - 3万円台の格安5G機
Mi 10T Liteについての情報は他2機種と比べ非常に少ないです。型番M2007J17Gとしても知られています。
Xiaomiは「ヨーロッパ市場にて9月中に200ユーロ台の5Gスマホを一つ発表する」ということを既に予告しており、現在そのような製品がまだ発表されていないことから、便宜上消去法的に「Xiaomiの200ユーロ台の格安5Gスマホ新製品 = Mi 10T Lite」とされているのです。
ただ、型番M2007J17Gが明らかになっていることから、それが存在しない端末だというわけではなく、実際にこの型番のXiaomi製スマホが米国FCC及びインドBISの認証を受けたことがわかっています。FCCのデータからは、Mi 10T Liteのバッテリー容量が4720mAhであることなどが明らかになりました。(上位2機種の5000mAhよりすこしだけ少ない)
また、Xiaomiは「QualcommのSnapdragon 7シリーズの新しい5Gチップを採用する」ということも明らかにしており、前々から噂のあったSnapdragon 775GまたはSnapdragon 750Gなのではないか、と言われています。
最新の価格予想は6GB+64GBのベースモデルで€300(約3.6万円)~となります。
We're going to launch a new 5G smartphone this September and it will start from €2XX!
As a new member of our #Mi10 Series, it will be the first to feature an upcoming brand-new @Qualcomm Snapdragon 7-Series 5G Mobile Platform. Amazing value for money to allow #5GForEveryone! pic.twitter.com/yR3r0cEOmZ
— Xiaomi (@Xiaomi) September 1, 2020
発表は9月30日21時(日本時間)の予定!
そんなXiaomi Mi 10Tシリーズの発表会は9月30日14時(GMT+2、日本時間同日21時)に予定されています。日本でもちょうど視聴しやすそうな時間帯です。
日本市場に目をやると、国内市場参入からそろそろ1年が経つXiaomiは未だハイエンドモデルを発表していません。比較は単純には出来ませんが、2年弱早い段階で日本に参入していたOPPOは、2018年1月の参入から一年以内(同年10月)にハイエンドスマホのOPPO Find Xを発売していました。そろそろ私達も、Xiaomiのハイエンドスマホを触りたくなってきますよね。
パンチホールのインカメは、GAME等の全画面時ステータスバー部分がカットだからなぁ…
インカメ殆ど使わない自分は、POCOF2のスライド式のインカメが最高!
折角の大画面が勿体ない…