HUAWEIはOSとしてDeepin OSを搭載したMatebook 13/14/X Proを中国で発売しました。
Deepin OSはDebianベースのLinuxディストリビューションです。
シンプルで美しい、そしてWindowsユーザーにも使いやすいGUIや非常に高い機能性が特徴で中国国内で最も活発なLinux ディストリビューションとされています。「初心者の苦痛を無くし、ベテランの時間を節約する」が設計理念です。
Matebook 13/Matebook X Proに関しては日本でも発売されています。Macbookを意識したかのようなデザインや高いコストパフォーマンス、ユニークなカメラ配置で見覚えのある方もいるでしょう。
今回新たに発売されたMatebook 13/14は、Windows版の最下位モデルから仕様はそのまま300元(約4500円)値下げされています。そのため、Linuxディストリビューションを使う方やWindowsのプロダクトキーを持っている方にとってはお得でしょう。
また、Matebook X ProのみWindows版からGeForce MX150(2GB GDDR5)からMX250(2GB GDDR5)、ストレージは256GBから512GBに。他にもBluetoothのバージョンが4.1から4.2などといった小さなアップグレードが一部行われ、価格は11元上乗せされました。
主な仕様と価格は
- Matebook 13 - 8世代i5・8GBメモリ・512GBストレージ・2160x1440ピクセルの13インチディスプレイで5399元(約8万円)
- Matebook 14 - Matebook 13と主なスペックはそのまま14インチディスプレイで5699元(約8万5千円)
- Matebook X Pro - 8世代Intel i5およびGeForce MX250・8GB・512GBストレージ・3000x2000ピクセルの13.9インチディスプレイで8699元(約13万円)
となっています。
注意点としてはのちにWindowsをインストールした際、指紋認証といった機能を有効にするためには別途HUAWEIのドライバーをインストールする必要があるようです。
Linuxについて、HUAWEI公式は「オープンソースに基づいたOSで、開発者や比較的システムについて詳しい人々が使用する」と説明しています。
HUAWEIはパソコンやスマートウォッチ、スマートスクリーン用にHongmeng OSを開発・使用していますが、未だWindowほど成熟していません。Linux版のMatebookを販売開始したのは、アメリカの制裁によってWindowsの標準搭載が不可能となったとき、未熟なHongmeng OSを使用せずうまく販売継続するための予防策と見られています。
Source:HUAWEI Official
linuxはいいぞ