Huawei Harmony OS正式発表。どんなOS?【特徴】

Huaweiは、現在中国広東省東莞市にて開催中のHDC2019(ファーウェイディベロッパーカンファレンス2019)にて、Harmony OSを発表しました。

Harmony OSとは

Harmony OSは、EMUIやOxygen OSなどのAndroidベースのカスタムスキンとは違い、Huaweiによって一から作られた新しいOSとなります。

開発は2017年より開始

Huaweiは2017年初頭より開発に着手しており、同社は今年、スマートスクリーン製品強化のため進行を早めることを決定しました。現在バージョンは1.0となっており、主にスマートスクリーン製品を対象としています。スマートスクリーンというと何がなんだかわかりませんが、要はGoogle Nest Hubやディスプレイ付きのAmazon Echoのようなガジェットです。

バージョン2.0の発表は2020年、3.0は2021年を予定しており、3.0ではウェアラブル端末にも対応する予定となっています。

マイクロカーネルがベース

Harmony OSは、GoogleのFuchsia OSと同じようにマイクロカーネル(Wikipedia)がベースとなっています。(Androidはモノリシックカーネル)

現在のバージョン1.0は、同社のマイクロカーネルとLinux、LiteOSがベースとなっていますが、2.0では完全に同社のマイクロカーネルのみに置き換わる予定です。

モノリシックカーネルと比べマイクロカーネルはコンパクトな設計となっており、そのため様々なデバイス間でスムーズな体験を提供できるとしています。

またCEOリチャード・ユー氏によると、キロバイトからギガバイトまで、幅広いメモリサイズを持つ様々なデバイス上で動作するとのことです。

ルート取得不可

Harmony OSでルートを取得することはできません。Huaweiによると、Androidや他LinuxベースOSにおいてルート取得はセキュリティリスクであり、それを避けるためルート取得不可としたとのことです。

本来はIoT製品向け

同OSの対象はスマートフォン、ウェアラブル端末、スマートスクリーン、スマートスピーカー、ワイヤレスイヤホン、PC、タブレット、VRグラス、車等IoT製品が主となっています。

しかし、スマートフォンに搭載されるのは、あくまでも制裁が解除されなかった場合の最終手段であるとしています。

切り替えは2日で可能

その必要に迫られた場合、AndroidからHarmony OSへの切り替えは1,2日で可能であるとしています。

Androidアプリはそのままでは動作せず

AndroidアプリがHarmony OS上で動作するためには少しの調整が必要であり、オープンソースのHuawei APK compilerを使用してAndroid、HTML5、Linuxアプリの移植が可能です。

Huawei Mate 30シリーズで搭載の可能性

Mate 30シリーズは制裁前にGoogle Play認証を取得していないため、アメリカの制裁が続く場合、HuaweiはMate 30シリーズにおいてHarmony OSを搭載せざるを得ない状態です。

来年にオープンソース化予定

Huaweiは来年に、Harmony OSの完全なオープンソース化を計画しており、そうなればOPPOやVivo、Xiaomiといった他のメーカーも使用可能となります。

アメリカの制裁を受けているメーカーは、現在Huaweiだけです。ですが、他のメーカーもその対象となる可能性はあり、Huaweiのような周到な準備なしにHarmony OSを使えるというのは大きな利点ではないでしょうか。

まずは中国市場から

Huaweiはまず、中国市場でHarmony OSの基礎を築くとしており、国際市場での展開はその後となります。

独自アプリストアは構築中

Harmony OSは発表されたものの、同OS上では全てのGoogleサービス、つまりGoogle Playストアは使用できません。そのため独自アプリストアが必要となってくるわけですが、それはまだ完成には至っていないようです。名前はHuawei AppGalleryとなり、既に開発者たちにはAndroidアプリの独自アプリストア上での公開を依頼したとしています。

またHuaweiは、Google Playサービスの代替えとしてHuawei Mobileサービスを発表しました。

Androidを置き換えるOSと噂され、とうとう発表となったHarmony OS。今まで第三のOSと呼ばれるも、Windows MobileやFirefox OSがその姿を舞台から消しています。果たして、Harmony OSが第三のOSとなり、Androidのシェアを奪う日は来るのでしょうか。

Source : ANDROID AUTHORITYxdadevelopers

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Writer

Kohei
基本スマホ全般、どのメーカーも好きですが、お気に入りはXiaomiとOnePlusです。現在のメイン機はMi 8 Pro、Redmi Note 8 Pro。サブ機がMi Note 3です。

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 コメント

※暴言・個人攻撃等は予告無しに削除します

  1. 無名 2019.08.11 17:10 ID:2c8a543f1 返信

    Root取得不可って大丈夫かよ…
    あまりこんなこと書きたくなかったけど、データ抜かれてる状態をわからなくするためなんじゃないか不安なんだが

    • 匿名 2019.08.11 18:45 ID:2529f9822 返信

      書きたくないなら書かなくていいだろ?(笑)

      • 匿名 2019.08.11 18:53 ID:9d7bdfccc 返信

        え、何がおもろいん?

        • 匿名 2019.08.12 13:27 ID:61ba06047 返信

          上から2行目からのコメントが書きたくてコメントしたんだろうなぁってのが分かり安すぎてね

          • 匿名 2019.08.13 10:07 ID:12100a5ed

            え、それがおもろいん?

  2. 匿名 2019.08.11 20:17 ID:481bcdb87 返信

    > Harmony OSは、GoogleのFuchsia OSと同じようにマイクロカーネル(Wikipedia)がベースとなっています。(AndroidはLinux)
    カーネルの設計思想で考えるならAndroidはモノリシックカーネルではないかと思います

    • Kohei 2019.08.13 01:07 ID:26f43b4e0 返信

      ご指摘くださりありがとうございます。修正いたしました。今後ともtelektlistをよろしくお願いします。

  3. 匿名 2019.08.13 03:47 ID:bc2719114 返信

    Google Play使用不可はキツすぎる…
    中国なら特に問題ないけど、日本じゃこのOSで出しても売れなそう

  4. 匿名 2019.08.13 08:39 ID:c1fc24557 返信

    Google Playが使えないようでは第3のOSにならず、
    中国国内使用に留まりそう。

  5. 匿名 2019.08.14 17:25 ID:016aa1ccc 返信

    十数年前から言われたユビキタスがすでに実現され、5Gの世界に突入している今日、ネットベースのOSとなれれば、技術の流れをよく読んでいると感じています。個別のマシンベースのOSではなく、ネットOSと位置付けるのはHuaweiの狙いだと思います。マシンと人間の間のインタフェースではなく、IoT時代のネットと人間のインタフェース。

  6. 匿名 2019.08.23 10:24 ID:38d7a5d35 返信

    かなり前から分かりきってた事だけど…

    中国国内専用OSになりそう。