中国LenovoからQualcommの最新SoCであるSnapdragon 855を搭載したフラッグシップスマホのLenovo Z5 Pro GTが発表されました。Lenovo Z5 Pro GTは公式にSnapdragon 855を搭載したスマートフォンとしては世界初の機種になります。
Snapdragon 855について
Snapdragon 855はQualcomm初の7nmプロセスを採用した5G対応のSoCです。
Snapdragon 855はオクタコアですが、一般的な4+4のBIG/LITTLE構成(高負荷と低負荷をそれぞれ対応する)ではなく、Kirin 980同様に2+2+4の構成(高負荷、中負荷、低負荷を担当)になっています。そのため、マルチタスク時のリソース分配の効率が良く、最適化された状態で運用することができます。
また、Snapdragon X50モデムを搭載し、5G通信、Sub-6帯、ミリ波帯に対応し、さらなる高速通信を実現することができます。
Lenovo Z5 Pro GTは今のところ5Gには非対応ですが、将来的には対応されるかもしれません。
Snapdragon 855についてはこちらから
ノッチレスデザインが特徴的
Lenovo Z5 Pro GTはノッチレスの全面ディスプレイ仕様になっています。画面占有率は驚異の95%となっています。
インカメラやスピーカーの類はスライド式になっており、XiaomiのMi MIX 3やHuaweiのhonor magic 2を思い起こさせるようなデザインになっています。
なお、指紋認証としてはディスプレイ内指紋認証に対応しています。ここもMi MIX 3やhonor magic 2と同じ仕様になっています。
スマートフォン全体のデザインとしては、カーボン風の背面に赤のアクセントカラーがキマっててかっこいいと思います。
スペックについて
他のスペックとしてはRAMが6GB / 8GB、ROMが64GB / 128GB / 256GBです。ディスプレイは2340×1080の6.39インチのSamsung製AMOLEDで、カメラは1600万画素+2400万画素、F1.8のSony製デュアルカメラです。バッテリーは3350mAhで、5Gは非対応です。
サイズは155.12 mm × 73.04 mm × 9.3 mmで、重量は210 gになっています。なお、肝心の価格は6GB+128GBの最下位モデルが約44000円になります。
Lenovo Z5 Pro GTの詳しいスペックはこちらから
約44000円でこのスペックの機種が作れるとは恐るべし中国メーカーですね...!
ハードウェア自体はかなりいいものに仕上がっているように思えます。ただ、気になる点といえばやはりソフトウェアの作り込みですね。LenovoのZUI10(Android Oベース)がどれほど使いやすいかによると思います。
他に気になるところは重量が210gであることですかね。かなり重い部類になるので寝転がって使う時は顔面に落下しないように気をつけなければならないですね。
Lenovo製だということが気にならない方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
Source : Lenovo(中国)
Mi mix3って画面内指紋認証でしたっけ