調査会社IDCによるとiPhoneシリーズの2024年第1四半期(1~3)月の出荷台数が、前年同期比で9.8%減少したようです。世界のスマホ市場全体は前年同期比で7.2%拡大しており、シェアトップのサムスンも出荷台数を減らしたものの減少率は0.7%に留まりました。また、シェア3位のXiaomiは、出荷台数を前年同期比で33.8%伸ばしています。直近のスマホ市場におけるiPhoneの苦戦が明らかなった形です。
iPhoneシリーズについては、今年の秋(9月頃)まで新製品の投入がないため、次の四半期(2024年4~6月期)も同様のトレンドになる可能性が高いです(2023年も、新機種が出た次の四半期となる10~12月期のシェアが高くなる一方で、4~6月期のシェアは最も低くなっています。)
サムスンは「AIスマホ」販促で成果が出ている模様
サムスンはGalaxy S24シリーズ(等)にGalaxy AI機能を搭載することで、「AIスマホ」化で先行していることの成果が出ているようです。結果、サムスンは市場シェアは落としているものの、ハイエンド機市場でのライバルであるAppleに対して健闘しています。
AppleもスマホのAI機能強化を急いでいるようで、Googleの生成AIモデルGeminiをiPhoneに搭載するとの噂が出ています。特にハイエンド機市場でのシェア競争では、「AIスマホ」化の波に如何にうまく乗れるかが重要になってきそうです。
Source: IDC
Transsionがそこそこ健闘してますね