今年後半にリリース予定とみられるiPhone 12シリーズにおいて、標準で20WのUSB PD充電器が付属する可能性が高まってきました。リーカーのMr.White氏がTwitter上で充電器の写真を公開しています。
iPhoneシリーズは、iPhone 8以降で18Wの急速充電に対応し、iPhone 11 Proで初めて18W対応のUSB PD充電器が標準付属となりました。iPhone 11で付属したのは5Wの標準速度の充電器のみでしたが、iPhone 12シリーズでは、3モデル全てに20Wの高速な充電器が付属する可能性があります。
Apple製20W充電器の画像がリーク
20W USB-C PD Power Adapter pic.twitter.com/1x74UStqyu
— Mr·white (@laobaiTD) June 24, 2020
同氏によってリークされた画像は、内部の回路が透けたプロトタイプ版のようなUSB充電器のもので、「iPhone 12には20W充電器が付属する」との文章が添えられています。この画像だけではAppleのものであると断定することはできないため、同じツイートのスレッドに続く形で、製品版らしきものにおける入出力表示部分の写真も追加されました。
Appleの充電器に「20W」の文字
この充電器のデザインは、今までのiPhoneに付属してきたような純正充電器のデザインと共通しています。ちなみに画像の中心部分には、PSEマークと「Apple Japan」の文字を確認することも可能です。
20Wは他社製スマホと比べると遅い？
Huaweiをはじめ多くのメーカーが30W超えの充電速度を続々と開発しているなか、Appleの20W充電は遅くも感じますが、iPhoneには「USB PD準拠」という大きなアドバンテージがあります。OPPOのVOOCや、HuaweiのSuperChargeのような完全独自の充電規格は、速い充電速度を確保できる一方で、USBの規格標準との互換性を確保することが出来ません。
世界最速65Wの急速充電に対応したスマホの例。画像はOPPO Reno Ace。
Google PixelシリーズやiPhoneなどは、独自の充電規格ではなく、必ずUSB PDの正式な規格に準拠しています。
Appleのリーク情報に定評のあるMacRumorsは、「秋(iPhoneが発売される時期)までに、より速い充電器の付属が明らかになる可能性もある」と付け加えています。
> Google PixelシリーズやiPhoneなどは、独自の充電規格を開発せず、必ずUSB PDの正式な規格に準拠しています。
最近のiPhoneがUSB PD対応なのはそうだけど独自の充電規格を開発してないってのは嘘では……。
Apple 2.1AとかApple 2.4Aとかあれ独自でしょ。