「0808」と「1245」、この二つはそれぞれHuaweiとサムスンがこだわりを持っていることで知られる四ケタの数字です。これらの数字にはどんなストーリーがあるのが、この記事で紹介していきます。
Huaweiの「0808」という数字
Huaweiが「0808」という四ケタの数字を好んでいる理由ですが、Huaweiが中国の企業であることから中華圏でのラッキーナンバー*である「8」にこだわっていると言われています(*ラッキーナンバーとされている理由については解説しません)。
ホームページや通販などに使用される製品画像ですが、その画像内でロック画面の時計の時刻がすべて「08:08」(=午前8時8分)になっていることが分かります。
今やスマホ世界シェア第二位のHuaweiですが、当初は今ほどの世界的に高いマーケットシェアや知名度を備えていませんでした。日本でも今となっては国産メーカーの製品の人気を抑えるほどですが、「ただの怪しい家電メーカー」というイメージを持たれていた時期があったのも事実です。振り返ってみると、かなり昔の製品であっても、製品画像のホーム画面の時計ウィジェットの時刻が「08:08」になっていることが確認できました。この0808という数字は古い時代から使われており、同社の成長にも関係してきた意味のある数字だと言えます。
Huaweiとしても本来であれば8888の四ケタにしたいのだと予想できますが、時計の24時間表示ではそれができないためこの0808を使い続けているのでしょう。
Huawei(グローバル)のホームページに掲載されている本社の電話番号ですが、この番号も0808で終わっています。
中国文化にに親しみのないユーザーであれば全く気付くことのないこの0808という数字へのこだわりですが、こういった細かなポイントがHuaweiが中華圏のユーザーから愛されている理由なのでしょう。なお、Huaweiはこの数字へのこだわりを中国マーケットとグローバルマーケット両方で見せています。
サムスンの「1245」という数字
Huaweiが製品画像のロック画面イメージで時計の時刻を08:08にしていたように、サムスンは製品画像でその時刻を「12:45」としていることは一部で有名です。サムスンが「1245」という四ケタの数字にこだわっていることは明らかですが、その数字の意味についてはサムスンのファンの間でも知られていません。
製品画像だけでなく、サムスンによる純正アプリ内でもこの1245という数字を見ることができます。例として、グローバルゴールのアプリでも確認できました。
これは筆者の推測ですが、12:34という語呂のよい数字を使いたいところで、時刻としてはキリが悪いことから12:45を選んだと予想されます。いかにも適当に見える12:34よりも12:45の方が自然に見えるのは明らかです。そして、Huaweiのように縁起などで決めた深い意味のある数字と言うのも難しいでしょう。
なお、サムスンの歴史的な名機種であるGalaxy Sでは製品画像内に1245の数字を見ることができませんでした。Galaxy S2以降の機種では製品画像内のロック画面の時刻が「12:45」になっています。そんな中、新発売のGalaxy S20シリーズなどの最新機種ではこの1245という数字を見ることができませんでした。このおもしろい習慣が消えたとはまだ言えませんが、この先も続いていくかはやや心配なところです。
まとめ
今回はメーカーの細かいこだわりの特色が強くでているHuaweiとサムスンの二つを取り上げましたが、Oppoは「1930」、HTCは「1008」という四ケタの数字にそれぞれこだわっていることで知られます。
ファンはメーカーがこだわりを持っている数字を日常生活で意識して使うことで、周りへアピールができておもしろいでしょう。0808や1245という数字を車のカーナンバーに選ぶのも楽しいのかもしれません。
Xiaomiは8:16ですね(一部例外除く)
(Mixシリーズは14:00、BlackSharkは19:30?)