今後しばらく、HuaweiからはMediaTek製SoCを搭載したスマホが多く発売されそうです。事実、今月発表されたHuawei Nova 8 SEは、Dimensity 720とDimensity 800Uを搭載していました。
Huaweiは米国との制裁により10月以降TSMCを含む多くの企業と取引ができなくなりましたが、米国制裁の効果が発生する前に駆け込みでMediaTekから大量のSoCを購入していたようです。
Huaweiの駆け込み需要によりMediaTekの売上は急増
Huaweiの駆け込み需要により、Mediatekの第三四半期(7〜9月)の売上は前年比で44.7%の伸びとなりました。推測ですが、Huawei Nova 8 SEに搭載したDimensity 720 / Dimensity 800Uに加えて、Diminsity 800 / 820 / 1000+やHelio Gシリーズの在庫をHuaweiは大量に確保したのでしょう。
Huaweiは今年の夏以降MediaTek製SoCの採用が増えていますが、Dimensity 1000+やHelio G95搭載機は発売されていないので、今後発売されるかもしれませんね。
MediaTekやライバルQualcommも、米国政府に対して10月以降にHuaweiにチップを納品する許可を申請しているようです。Huaweiが現在確保しているMediaTek製SoCの在庫が切れてしまえば、スマホ事業の休止に追い込まれる可能性もあります。Huaweiのスマホ事業にとっては「綱渡り」の状況が暫く続きそうですね。
Source: Gizchina
そういえばMTK、7nmのDiminsity720 5G発表されたね
6nmのSoCも予告されたけど