Huaweiの独自OS、Harmony OSを搭載したPCが今年中にも登場する可能性が浮上しました。
Weibo上で活動する有名リーカーである"张安数码君“氏は先日、Huaweiの独自OSであるHarmony OSについて言及。今年中に市場に登場する可能性を示唆しました。
同氏によると、"HuaweiのHarmony OSは既に同社のKenpeng デスクトップPC上で動いている"とのこと。Kunpengは同社のサーバー向けプロセッサおよびデスクトップ向けマザーボードに付けられている名称で、ほとんどのパーツをHUAWEIが開発・製造しているPCということでしょう。
また、"Kenpeng デスクトップPC"は複数の企業や政府で試験運用がされており、評判は上々"だそう。そのため、今年中にも民間向けとして登場する可能性があるとのことです。
Harmony OS 2.0を2020年にリリース予定
実際に、去年のHuaweiデベロッパーカンファレンス(HDC)にてHarmony OSが発表された際、Huaweiはロードマップを提示、2020年中にHarmony OSを搭載した国産PCおよびスマートウォッチ、スマートカー用ディスプレイを実現させると明言していました。
実際に、既に発売されているHarmony OS 1.0を搭載したスマートスクリーンでは、AIを活用したフィットネス機能や簡単なマルチタスクなどが既に利用できるとされています。
ただし、このHarmony OS 1.0のマイクロカーネル(中核部分)は同社のマイクロカーネル、LiteOS(IoT向けOS)、そしてLinuxの3つによって成り立っているのに対し、PC向けとなるHarmony OS 2.0ではマイクロカーネルが全てHuaweiのものに置き換わります。大きな仕様変更がなされるといえるでしょう。
今のところ、Harmony OSを搭載したPCがどのようなスペックになるのかは明らかになっていません。しかしながら、Harmony OSの開発は予定通りに進んでいるということがうかがえます。
GoogleだけでなくMicrosoftとも競う?
HuaweiのPC市場でのポジションは、スマホ市場ほど高くはありません。
ただ、スマホ市場では逆に既に市場シェアが高すぎるために、GMS非搭載化に伴い「守り」に入らざるを得ない状況です。PC市場では「攻め」の戦略を期待したいですね。
Source:Weibo,HUAWEI Photo:ANDROID ANTHOLOGY,WIRED
すげぇ。
メインにはしないけど、触ってみたい。