Google I / O 2019が5月7日(日本時間8日)、米国カリフォルニア州マウンテンビューのショアライン・アンフィシアターで開催されます。
廉価版Pixel 3の発表が注目されがちですが、他にも見逃せない重大ニュースが2つあります。現行OS「Android 9.0 Pie」を進化させた最新OS「Android 10 Q」の発表、およびストリーミングゲームサービス「Google Stadia(グーグルスティディア)」の続報です。
Android 10 Qで実装が予想される特徴的な機能とは?
次期OSの全貌は未だ明らかになっていませんが、実装予定の機能はいくつか明らかになっています。「ダークモードの実装」「共有ショートカットの導入」「デスクトップモード」「折り畳み式デバイスのネイティブサポート」です。
GoogleはダークモードをChromeのテーマや個別のアプリで試してきました。しかしそれらはシステム全体に及ばない「部分的なダークモード」でした。Android 10 Qではオプションで自由に、システム全体にわたってダークモードを適用できるようになるかもしれません。
共有ショートカットはあなたのコンテンツを手軽に素早く、他の誰かと共有することができます。たとえば写真を他のアプリで共有したい場合、直接別のアプリに移って共有できます。これはGoogle DevelopersのAndroid Qベータ版の概要にも記載されているので、実装が期待できます。
デスクトップモードはスマホをHDMIケーブルで外部ディスプレイに投影する機能です。これはHuaweiやSamsungが独自に実装している機能です。外部ディスプレイとキーボードの導入で、小型パソコンのような活躍が期待されます。
折り畳み式デバイスのネイティブサポートについて、Googleは2018年11月にAndroid開発者ブログにて言及しています。Android全体で折り畳み式デバイスに最適化していく、と述べているので、Android 10 Qでも何かしらの進展があるはずです。
ゲームストリーミングサービス「Google Stadia」の追加情報が発表?
2019年3月に、Googleはゲームストリーミングサービス「Google Stadia」を発表しました。しかし、この時は「2019年に発売する予定」「夏に詳細を発表したい」「価格については未定」と具体的なリリース日時に言及はしていません。
夏と言うにはまだ気が早いものの、5月7日のGoogle I / O 2019でも何らかの追加発表が期待されます。
Google StadiaはChromeブラウザを通じてゲームプレイできるクラウドゲームプラットフォームです。これによって、ユーザーは4K、60fps、HDRに対応した高品質ゲームを手軽に楽しむことが可能になります。
据え置き型ゲーム機やゲーミングPC、ハイエンドスマートフォンを購入する必要はありません。複雑な処理はGoogleのデータセンターにあるハードウェアが処理します。あなたに必要なのはスマホ(もしくはタブレット)端末と安定したネットワーク環境のみです。
Source:PhoneArena.com
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